エレアコ × エフェクター その④ | jakeのブログ 

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いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

前回の続き&エレアコ×エフェクターの最終回。

前回のエンディングで具体化するアイテム…って格好つけてますけど、早い話が使用しているエフェクターの話です。

利用しているエフェクターは、BOSSのGT-8というマルチ・エフェクター。元々はエレキギター用のマルチ・エフェクターなのですが、使いたいエフェクターがすべて網羅されていますし、使い慣れていて音作り(セッティング)もラクなので、エレアコにも使用しています。

エレアコ・YD-87用に作ったサウンド名は「K.Yairi YD-87」という、何のひねりもないネーミング(^^;)。
※ちなみに写真にあるプリアンプの“つまみ”はエレアコのセッティングのものではありません。

YD-87用の音はGT-8の6番代(6-1~6-4)にプリセットしてあります。(1-1~5-4まではエレキ・ギター用のプリセットが入っています。)

それぞれのプログラムは、こんな感じ。

〔6-1〕①プリアンプ⇒②リバーブ
自分にとって一番スタンダードなアコギ音。
プリアンプ…出力を稼ぐこととイコライザーでおおよその音域バランスを決めるために使用。現場で必要に応じて行う補正はギターに付いているプリアンプでやっています。
リバーブ…いわゆる残響音。広がりを持たせるためにやや長めのリバーブ(残響音)をかけています。但し、会場によってはPA(お客様に聴いてもらうための音響装置)側でかけてくれるので、その場合はオフにします。

〔6-2〕①コンプレッサー⇒②プリアンプ⇒③ディレイ⇒④リバーブ
メロディーやソロなど、単音弾き用のセッティングで、〔6-1〕サウンドに次のエフェクターを加えています。ただし、いずれも隠し味程度にしています。
コンプレッサー…ピッキングの強弱による音の凸凹を補正し音のツブを揃えることでメロディーを聴きやすくする効果があるエフェクター。ただし、強力にかけるとのっぺらぼうな音になるので、僕は極端に強いピッキング(=気合が空回りした場合ですね^^;)に対して補正がかかる程度にしています。
ディレイ…平たく言えば「山びこ」とかカラオケでいうエコーみたいなもの…って感じでしょうか。リードを弾く際に一歩前に出てくれるサウンドになるので、気に入って使っています。存在感を出すための隠し味として使っているので、ディレイ・タイムはやや長めなのですが、原音にミックスさせるレベルを落としてあります。



〔6-3〕①プリアンプ⇒②コーラス⇒③リバーブ
さわやか系サウンドを狙って〔6-1〕のセッティングに“揺らぎ”を加えています。
コーラス…「揺らぎ」効果のあるエフェクター。以前は浅めにかけていたのですが、押尾コータローさんのサウンドを聴いてからは、揺れの深さも早さもやや深めにして「コーラスかけてますッ!」という存在感のあるセッティングにしています。

〔6-4〕①コンプレッサー⇒②プリアンプ⇒③ディレイ⇒④コーラス⇒⑤リバーブ
〔6-3〕音のソロ用プログラム。追加するエフェクターは〔6-2〕と同じ。それぞれのエフェクターのパラメーターも同じにしてあります。


僕が愛用しているBOSSのGT-8には、プログラム読み出し用のスイッチに加え、任意のエフェクターをコントロールするための「CTL」というスイッチがあり、上記すべてのプログラムで、この「CTL」に“ディレイ”をアサインし、ディレイを単独で「ON/OFF」できるようにしています。

これにより〔6-1〕〔6-3〕で“ディレイ”をオンすればコンプレッサーをオフにした〔6-2〕〔6-4〕の状態に、〔6-2〕〔6-4〕で“ディレイ”をオフにすれば、コンプレッサーをかけた〔6-1〕〔6-3〕の状態にすることができるため、4パターンのプログラムでありながら実は8種類のサウンドを使用できる…というわけです。

どの曲でどのプログラムを使うか…というのは基本的に前もって決めているのですが、演奏する場所の音響設備や雰囲気、自分の気分(格好よく言えば演奏するときのインスピレーション)に応じて、フレキシブルに対応しています。

音色をいくつも用意しておく…という発想は、元々がエレキ・ギター弾きだからなのかもしれません。