神田昌典さんの最新本、成功のための未来予報 ― 10年後の君は何をしているか ― を読みました。

神田さんが栃木県のある高校での講演をベースに出版社の編集部が追加インタビューを実施して構成するという方法で作られた本です。
一度神田さんの講演を聴いたことがあるのですが、この本の文体がいわゆる“話し言葉”なので、あのときの口調や間合いが頭に浮かんできて、目の前で講演してもらっているような感覚で読むことができました。
この本で、近い将来“なくなる”と予報されているのは、「お金」「会社」「病気」「国境」「学校」「貧困」「「制約」の7つ。
神田さんの過去の書籍や、同じく神田さんの著作に紹介されていたことがきっかけで視聴するようになった「TED 」などの影響は否定はしませんが、個人的にはどれも(特に「会社(※)」「国境」「学校」の3つ)は、ぼんやりとではあるものの、「いつかなくなっても不思議はないよな…」と思っていたもので、これを読んでショックだった…というよりは、やっぱ、そうなっていくんだ…という印象の方が強かったです。
あくまで「予報」なので、某有名番組の言葉を借りれば「信じるか、信じないかは、あなた次第です」というスタンスになるかと思います。
信じるとすれば、この本はこれから先の羅針盤になるし、一方で、信じないとしてもアタマから「ありえない!」と否定せず、「もし…そんな状況になったら、どうする?どうなる?」なんてことを考えてみると、なんらかの刺激になるのでは…?と思います。
僕自身は…前述のとおり、信じる派。
ただ、その割に準備ができてないってのが、少々情けないですけど…(‐‐;)。
※会社がなくなる…については、神田さんの過去の著作「2022」でも触れられています。これを読んだ頃 、僕自身は、少なくとも今自身が手がけているような総務という仕事は、あと10年もすればなくなるだろう…なんてことを思っていました。当時はその上を行く話に仰天しましたが、今では、そうなっても不思議じゃない…と真剣に思っています。
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