ベーシスト、ネイザン・イースト
のソロ・アルバムを購入しました。
ロックでもジャズ・フュージョンでもポップスでもなんでもござれ!な腕利きで、数々のビッグ・ネーム達から絶大な信頼を得ているベーシスト。特にエリック・クラプトン・バンドへの参加やフュージョン・グループ「フォープレイ」での活躍は有名です。
長いキャリアと知名度、実力を誇りながら、意外にも本作が初のソロ作品。それを祝うかのごとく、参加ミュージシャンもエリック・クラプトンにスティービー・ワンダー、マイケル・マクドナルド、フォープレイのバンドメンバーであるボブ・ジェームスに、チャック・ローブ…とまぁ、非常に豪華!
収録されている楽曲も、ロックあり、ポップあり、フュージョンあり、ストレートなジャズ(※)ありと、様々なシーンで活躍する彼らしく多彩。(※…日本盤の特典としてウェス・モンゴメリーの「Four On Six」が収録されています。)
そういった「参加アーティストの豪華さ」とか「多彩な楽曲群」といったところが、本作の魅力の1つには違いないのですが、こういった一歩間違うと「お祭り」で終始してしまいそうな要素をグッと引き締めているのが、ネイザン・イーストのプレイ。
彼のアーティスト/ベーシストとしての背骨がしっかりしているからこその非常に奥深くて心地良さを感じさせてくれるところが、このアルバムの一番の魅力であり、聴きどころだと思いました。
- Nathan East/ネイザン・イースト
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☆余談
本作8曲目に収録されている「Can't Find My Way Home」で聴けるクラプトンのギター・プレイは、ホント恰好いいです!
クラプトンというと感情が赴くままに弾き紡がれるギター・ソロに目(耳)が行ってしまうのですが、ここで聴けるようなオブリガード的なプレイも素晴らしく恰好良くて、この絶妙な間合いと1フレーズでの説得力はまさに唯一無二だと思います。