先月末にPat Metheny Unity Groupのアルバム“Kin(←→)”を購入しました。
- Kin/Pat Metheny
- ¥2,012
- Amazon.co.jp
パット・メセニー。
ジャンルとしては「ジャズ・フュージョン」に分類される人なのですが、この独特の美意識や世界観は(特にソロ作品やPMG名義の作品においては)ジャンル=パット・メセニーと言っても言いすぎではないかも…なんて感じてしまう強烈な個性がありますし、ギタリストとしても一聴して彼だとわかる唯一無二のサウンドとプレイ・スタイルを持っている人。
そういった魅力にハマって一時期頻繁に聴いていたことがあり、パット・メセニー・グループ (PMG) やソロ作品、ブラッド・メルドー(Pf)との共作など数作品持っています。特にソロの「シークレット・ストーリー」やPMGの「ウィ・リブ・ヒア」は繰り返し聴きました(「ウィ・リブ・ヒア」はリリース後のジャパン・ツアーも観に行ったのですが、そのときの衝撃は今でも忘れられません)。
ここ5~6年くらい、何という理由もなくパット・メセニーの音楽から離れていたのですが、先日購入したプレイヤー・3月号 に、この新作に関するインタビュー記事が載っていて、直感的に「このアルバム、良さげだな~」と思いアマゾンでオーダーして入手しました。
実はこのCDを買うまで、昨年11月に買ったカシオペア3rdのアルバム「TA・MA・TE・BOX」が、ずっとカーオーディオ&自宅のデッキを占拠していて、ほぼ毎日、明けても暮れてもカシオペア3rdなんて状態が続いていて(それはそれで悪くないのですが)、そろそろ他の音楽にも目を向けないと視野が狭くなるんじゃないか…と危惧しており、そんな状況をブレイクするには、強烈な個性を持つアルバムを聴くのが一番だろうと思い、この作品を選んだのですが…。
想像以上に濃厚なアルバムで、白状すれば、この濃厚さに付いていけず1回聴いてすぐに「TA・MA・TE・BOX」に戻ってしまいました(^^;)。
でも…、何かこう…気になるんですね。怖いもの見たさというか、あの濃厚な音楽の世界にどっぷり浸かるとどうなるんだろ…」なんて、また聴いてみて。
で、「ちょっとだけ付いていけるかも…でもやっぱり濃いなぁ…」なんて、また聴くのをやめて…「でも、やっぱり気になるんだよなぁ…」と、また聴いて…。
な~んてことを繰り返していくうちに、その奥深さと美しさに、すっかりハマってしまい、今月は最近まで音楽と言えば「TA・MA・TE・BOX」か「Kin(←→)」か…なんて状態でした。