ぼちぼちと…ですが、ギターのレッスン(教える方)をやっています。
学生時代にギター教室(某Y社)に通ったことがあるので、その頃のことを思い出しながら、レッスンをしているのですが、「教える」という行為の難しさと楽しさ、両方を感じますね。
何よりも難しさを感じるのは、「ギターを弾く」という自分が(当たり前に)やっている行為を、言語に変換してわかりやすく伝えること。
例えばピッキング1つとっても、ピックの持ち方や、力の入れ具合、手首や腕の使い方に、ピックを弦に当てる角度や速度、6本あるうちの任意の弦だけをはじくときに何に気をつけているか…なんて、様々な要素があるわけで。それらのニュアンスを「言語」するのに一苦労しちゃって、自分のボキャブラリーの無さに情けなくなるときがあります…(^^;)。
面と向ってレッスンしているので、実際のプレイを見てもらえばいいわけですが、そういう微妙な「見た感じ」だけでは、つかめないところを伝えられることが、リアルなレッスンの強みですからね、日々精進しなきゃなってところです。
一方で、楽しい…正確には「うれしい」…ことは、教えた相手が、教えたことを弾けるようになった瞬間。その瞬間に出る笑顔ってのは、こちらも見てて、すごくうれしいんですよね。教えることを職にしてる人って、こういう瞬間がたまらないんだろうな…なんて思います。
いわゆる音楽の専門学校や音大といった場で学んだわけではないので、アカデミックなバックボーンはありませんけど、何だかんだで20年以上やってきた楽器。ギターを弾くこと…自らの手で音を奏でること…の楽しさや喜びを少しでも分かち合うことができたらな…なんて思いながら、やっていきます。
もっとも、このレッスン、わかりやすく伝える方法を考えようとしたり、その場で弾いて見せるために事前練習したりすることで、誰よりも自分自身の勉強になっているんですけどね…(^^)。