ワット・ポー観光後は「サイアムスクエア」という繁華街にショッピングに行くことになり、ワット・ポー最寄の大通りでタクシーをピックアップしました。
このドライバーが、なかなかファンキーかつフレンドリーな人で英語でガンガン話しかけてくる。人数の都合上助手席に乗った僕は、その格好の餌食。英語は大の苦手なのですが(^^;)、とはいえ、せっかく話かけてくれるんだから会話してみるか…と思い、ささやかなボキャブラリーを総動員して対抗(?)してみました。
で、かろうじてわかった話は…
○彼は生粋のタイ人らしい。
でもって、欧米とのハーフやクオーターはあまり好きじゃないらしい。
○欧米の車は嫌いらしい。
ハイテクすぎるからイヤなのだそうな。(ちなみにそんな彼が乗っていたタクシーは“トヨタ・カローラ”。もっとも大半のタクシーがカローラでしたが…)
○車に限らず欧米の機器が嫌いらしい。
同じく彼によるとハイテクすぎるから。(そんな彼の携帯は“SUMSUNG”。)
○さらに、欧米の食べ物、特にファーストフード店が大嫌いらしい。
「美味いタイ料理紹介しようか?」と聞かれ、「いや、充分堪能したからいいよ…」と断ったら「お前ら●クドナルドとか行く気じゃね~だろうなぁ?だいたい、ああいう店が出来てからだなぁ…」なんてマシンガントーク炸裂!あのテンションと口調から推測すると罵詈雑言のオンパレードだったと思われる(^^;)。
○実は“レゲエ歌手”でもあるらしい(プロかアマかは不明)。
実際に唄っているところを撮った写メを「ほら、歌ってるだろ?」なんて感じで見せてくれた。運転中しながら携帯を操作するのは勘弁してほしかったが(^^;)。「No Woman No Cry」を口ずさんでいたので、「ボブ・マーリーの曲だね?」と話かけたら、「お!知ってんじゃん!」なんて感じですごく喜んでいた。ようやく共通の話題になったので、「オレ、ギター弾いてるんだよね。」なんて話をしたら「そか!じゃあ、お前も何か歌ってくれ!」と言われてしまい、余計なことを言うんじゃなかったと反省した。
○渋滞が大嫌いらしい。
お客を楽しませる(?)エンターテイメント的なノリで…だと思われるが、渋滞にハマるたびにオーバーリアクションをしていた。
○のろのろ運転が嫌いらしい。
こういう車の後ろに付くと、イラだちを全身でアピールし、容赦なく罵詈雑言(らしきものを)浴びせる。相手がベンツだとなおさら燃えるらしく(^^;)、罵詈雑言+“あおり”をお見舞いしていた。
○バンコクの“夜のアダルトな遊び”(あえて伏せる)スポットに詳しいらしい。
こちらからは何も聞いていないのだが、突然その話題を出してきた。「あ、オレそういうの全然興味ないから」と伝えたのだが、「ウソだろ?、カッコつけなくていいからさ…。こういう店があってね…」と延々と話をしてくれた。
早口の英語でいよいよワケがわからなくなってきたし、ホントに興味のない話題なので放置プレイしておいたら、ようやく話を止めてくれた(^^;)。もっとも、話を止めたのは、目的地付近に到着したからかもしれない…。
「たぶん、こういうことを言っているんだろうなぁ…」なんて程度でしか理解できなかった上に、「ハイテンション毒舌キャラ」のドライバーさんの“連続口撃”に、ものの見事にノックアウトされました(^^;)
もっとも、この“連続口撃”以上にすごかったのが…(つづく)