Eric Claotonが1985年にリリースしたアルバム「オーガスト 」。
前作「ビハインド・ザ・サン」で意気投合したフィル・コリンズをプロデューサー(&ドラマー)に迎え、バック・バンドにネイザン・イースト(ba)、グレッグ・フィリングゲインズ(kb)といった超一流スタジオ・ミュージシャン(後にクラプトン・バンドの中核になる面子)を起用。
映画・ハスラー2の主題歌“It's In The Way That You Use It”や、ティナ・ターナーとのデュオ曲“Tearing Us Apart”、YMOの名曲“Behind The Mask”のカバー等、収録曲もバラエティーに富んだアルバムです。
使用ギターに大きな変化があり、クラプトンの代名詞とも言える“ブラッキー”からレース・センサー・ピックアップとミッドル・ブースター回路を搭載したストラトキャスター(後のFenderUSA Eric Claptonモデルのプロトタイプ)を使い始めたのが、この頃。新しいギターが手元に届く前に、このアルバムのレコーディングは終わっていたにもかかわらず、新ギターの仕上がりに感動して、ギター・トラックを撮り直した…なんて逸話も(真偽の程はわかりませんが…)。
その他にもギター・アンプがソルダーノになったり(共演したマーク・ノップラーの影響らしい)やブラッドショーのエフェクトシステム(スティーヴ・ルカサーの影響らしい。そういえば数年前にオークションに出してたっけ…)を導入したのも、この頃だったような覚えがあります。
…とまぁ、丁度クラプトンというギタリストに興味を持った頃に購入したアルバム(リリースされたリアルタイムではありませんが)なので、収録された楽曲だけじゃなく、ちょっぴりマニアックな情報まで覚えていたりする思い出のあるアルバムなのですが、僕の手元には今“2枚”あります。
向かって右が大学生の頃に購入したもので、左が先日○ック・オフで購入したもの。
以前書いた本 のように「実は持っていたことに後で気がついた…」というものではなく、ちゃんと持っていることを承知で購入したものです。
大学生の頃に購入したCDは、さかのぼること十数年前、当時飼っていた猫の“キック”をくらって(そんな場所に置いた僕が悪いのですが…)盤面にキズが入ってしまい、うまく再生できないトラック(ティナ・ターナーとのデュオ曲“Tearing Us Apart”)ができてしまいまして…。
思い出のあるアルバムなので、いつか買いなおそう…と思っていたのですが、先日○ック・オフの均一コーナーで見つけ、迷わず購入しました。
久々にアルバムを通して聴きましたが、「ロック」と「ポップ」が絶妙なバランスで配置された名盤だったことを再認識させられました。
- August/Eric Clapton
- ¥830
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ちなみに旧CDは、我がプライベート・スタジオ“Studio-24B”に飾ってあります。
◆余談
今日はたまたまクラプトンについて書いたのですが、新譜が来月リリースされるんですね。
- Old Sock/Eric Clapton
- ¥1,922
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すんごく楽しみッ!(=⌒▽⌒=)