「バスカヴィル家の犬」に関するちょっとした思い出 | jakeのブログ 

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夫・父親・会社員・社労士有資格者・アマチュアミュージシャン・・・

いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

僕が一番初めに読んだホームズ作品は、「 バスカヴィル家の犬 」 です。この作品は、4編あるホームズの長編の中でも人気の作品で…などと書き出すと、ブログの本題にたどり着かないので、ご興味のある方はタイトルに貼ったリンク(Wikipediaに行きます)をご参照くださいませ(^^;)。

さておき。ホームズをテーマにしたブログでは何度か書いたのですが、僕がホームズにハマったのは大学生の頃。そのきっかけはNHKで放送されていたイギリス・グラナダTV制作による「シャーロック・ホームズの冒険」を観たこと(「悪魔の足」の放送回でした)。

このドラマを観て、さっそくドイルのホームズ作品を読みたくなったのですが、最初にやったことは本屋に行くこと…ではなく、自分の部屋の棚を漁ること。思い出したんです。中学1年生のときに買ってもらったある本のことを。



その本が、こちら。


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★新学社文庫・「 バスカーヴィル家の家 ~シャーロック・ホウムズ ~ 」 鈴木幸夫訳 


当時、学校に教材などを卸している会社が、学生を対象に文庫や教材が載ったパンフレットを配り注文販売を受け付ける…なんてことをやっていたのですが(今でもやってますけどね。息子がよくパンフレットを貰ってきますから)、この本も、そういったパンフレットから選んで注文したものです。


もっとも中学1年生というガキンチョの頃ですからね。“選んだ”といっても「この作品が読みたい!」という感情ではなく、この“注文販売”なるもので「なんか買いたい(買ってもらいたい)!」なんて“ノリ”の方が先行していて、ひとまず名前を知ってるものをピックアップしただけだったように思います…(^^;)。


そんな“ノリ”で選んだのが、この「バスカヴィル家の犬」とルブランの「813の謎」「奇岩城」の3冊。ところが“ノリ一発的”な買い方をした本ってのは、おおよそ想像通りの運命を辿るものでございまして。


・「813の謎」は、入手した年の冬(半年後…^^;)に読んだのですが…

・「奇岩城」を読んだのは、それから2年後で…(^^;)。

・「バスカヴィル家の犬」にいたっては結局読まずじまい…と(^^;;)。




そんな“読まずじまいでお蔵入り”した1冊のことを思い出して(我ながらよく思い出したもんだ…)探したら…出てきたんですね…これが。買ってから6年以上経過しているため、変色して古紙独特の香りを放ってましたけど。


で、それを早速読んだのですが、これが、もうメチャクチャ面白かったんですよね。


その世界観にぐいぐい引き込まれ「こんな面白い本をなんで6年間もほかっとくかなぁ~」などと思いながら「あっ!」という間に読了し、「こうなりゃホームズ物語を全て読破するぞ!」と決めた次の日には、当時のバイト先(本屋)にあったホームズ作品(新潮文庫の延原謙さんが翻訳しているもの)を全巻購入しちゃいました。


それを機に、海外の推理小説にハマり、ずいぶんその方面にお金(当時は今ほど●ック・オフとか近所になかったもんなぁ…)と時間を使いましたね~(^^;)。



子供が小学校に入学して以来、その学年が修了したときに、「よくがんばりました」で本をプレゼントしているのですが、3年生の中ごろからホームズに興味を持ち出したので、あわよくばさらに深い興味を持ってもらおうと画策(?)して、そんな思い出の1冊をプレゼントしました。


シャーロック・ホームズ バスカビル家の犬 (偕成社文庫)/A.コナン ドイル
¥735
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子供向きだと侮っていたのですが、翻訳は非常にしっかりしている(子供向きにやさしくアレンジされているわけではない。)し、挿絵はシドニー・パジェット(ドイルの作品がストランド誌に掲載されたときの挿絵のものだし…と、僕が自分のものにしてしまいたいくらい。

今だに読みきってないみたいですけど(^^;)、ま、父親の僕も購入してから読むまでに相当な時間が空いてましたからね…。のんびりでもいいから、読んでくれりゃいいかな。



余談①

「注文販売でなんか買いたい!」というノリは我が息子にも確実に伝承されたらしく、学校からこのテのパンフレットをもらってくるたびに「これほしいなぁ~」などとせがまれます。毎回ウチのカミさんが見事に玉砕していますが…(^^;;)。


余談②

ちなみに、前年度(4年生修了)にプレゼントした本は、この2冊。

ONE PIECE FILM Z (JUMP j BOOKS)/尾田 栄一郎
¥680
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ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵 (JUMP j BOOKS)/尾田 栄一郎
¥680
Amazon.co.jp
一緒に本屋に行ったのですが、「ホームズもいいよな…」なんて父親に気を遣ってたので(^^;)、「好きなの選べばいいんだよ」と背中を押したら、あっさりとこの2冊に。「カラクリ城…」のほうは買った翌日に読み終えてましたね。

バスカヴィル家の犬 (新潮文庫)/コナン・ドイル
¥500
Amazon.co.jp