JEM77FP最大の特徴は、このド派手なボディ・フィニッシュ。購入した時(今も…か…)は「何でこれにしたの?」なんて、しょっちゅう聞かれたものです。当時付き合い始めたばかりの彼女(=現・カミさんです)も、このギターを初めて見せたときにドン引きしてたっけ…(^^;)。
JEM77FPの“FP”は、ボディ・フィニッシュである“フラワー・パターン”の略。このフィニッシュは、ボディに直接描かれているのではなく、フラワー・パターンがプリントされた「布生地」をボディに貼り、その上から塗装するという、かなり凝った方法が採用されています。
目一杯カメラを寄せてみました。よ~く見ると、なんとなく布っぽい感じが伝わるかも(^^;)。
当時のカタログにも書いてあることなのですが、このフラワー・パターン・フィニッシュを採用したモデルの特徴は、1本ごとに絵柄(とそのレイアウト)が違うこと。それっぽく言えば「世界に1本だけ」というわけですね。
過去に僕自身が所有するギター以外の実物(展示品。ちなみに、実際に使っている人を見かけたことは一度もありません…)を4~5本見たことがあるのですが、(疑っていたわけではないのですが)ホントに全て違っていましたね。
余談ですが、スティーヴ・ヴァイのシグネイチャー・モデル(JEMや7弦ギターのユニバース)には、マルチカラー(マーブリング模様)とか、ボディに凹凸をつけたフィニッシュ(DBK、90周年記念モデル)、ボディ材に焼き目をつけたフィニッシュ(BSB)…など、1本ごとに柄が違うという凝った仕様のものが、多いです。
フラワー・パターン・フィニッシュをスポイルしないよう、ピックガードは透明なものが採用されています。こういうところにも気配りしてるところが、流石ですね。
20年近くも使っていれば、当然ボディのあちこちにキズもつくわけで…。
特にボディサイドは、いろんなものに接触する確率が高いのでキズが多いですね。
何かの機材(たぶんアンプ)にぶつけた打痕。酔っ払って振り回したわけではありませんが(^^;)
ギター・シンセをつけていたときの名残のネジ穴。
70歳くらいのじ~さんになっても、このギターを使い続けて我が孫(!)に「うちのじ~さんのセンスは、理解できんわ…」と思われることが、僕の密かな夢だったりします(^^;)。
ちなみに…その①。
我がカミさんも、今では「コレ(フラワーパターン)が普通に見える…」と言っております。慣れってのは、コワイですね(^^;;)
ちなみに…その②
我が息子に「お父さんが持ってるギターで、一番格好良いと思うのはどれ?」と聞いてみたところ、このJEM77FPを選びました(^^)v。DNA(?)ってのは、コワイですね(^^;;;)