確定申告(医療費控除)の書類作成を終わらせました。
一昨年あたりから国税庁のHPにある確定申告書等作成コーナー を利用しているので、申告書そのものの作成に要する時間は手書きしていた頃に比べれば、飛躍的に短くなりました。
一方、この手続きに関係する作業で、ちっとも所要時間が減らないのが「医療費の明細書」の作成。病院からもらった領収書を集計して作成するわけですが、これ、どうにかならないものなのかね…ってのを、ここ数年ずっと思っているんですよね。
手間がかかる…というのもあるのですが、それ以上に「あれを添付すりゃ事足りるんじゃないのか?」ってことをずっと思ってるんです。
僕らサラリーマンは「協会けんぽ」に加入しているので、年に1回、協会けんぽから「医療費のお知らせ」 という書類が届きます。
僕が言う「あれ」とは、この「医療費のお知らせ」のこと。主たる目的は、健康や医療についての関心を高めることだそうです。「これなら関心をもってくれるはずだ!」と信じてせっせと発行しているであろう協会けんぽさんには大変申し訳ないですが…。
正直に言いましょう。これ…経費的にも資源的にも、無駄だと思います。少なくとも僕は、これを見て健康や医療について何かを思ったことは、一度もないです。ちなみにこの書類、会社宛に届くのですが、これを配布して「これ何?」という表情をする社員はたくさんいますが、これを見て反省してる社員の姿というものを、今だかつて見たことありません(^^;)
受け取って思うことはただ1つ。「これ、医療費控除の添付書類に使えりゃ便利なのになぁ…」です。なにせ医療費控除の申告に必要な情報(「誰が」「いつ(これは要求されてない)」「どの病院に」「いくら支払ったのか」)が、全て網羅されているのですから。
にもかかわらず…
「使用できません」なんだよね…(^^;)
これ使えたら、領収証を全て手元に残しておいてそれを集計して…なんて労力が省けるのになぁ…。
提出された税務署側も分厚い領収証の束を見るより、この一覧表の方が圧倒的にチェックするのはラクだと思うんですけどねぇ…。
たぶん、「協会けんぽ」には「協会けんぽ」の、「税務署」には「税務署」の“思い”や“都合”ってものがあるのでしょうけど、そういう都合によって“やれない”ことの言い訳を考えることじゃなく、“やる”ためにどうするか?というのが、仕事。そういうのをプロデュースするのが政治家なんじゃないか…?なんてことを、毎年、この時期になると、思います。