お借りした本3冊 | jakeのブログ 

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夫・父親・会社員・社労士有資格者・アマチュアミュージシャン・・・

いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

テーマ=本の話で書くのは、ずいぶん久しぶりなのですが、本は、それなりに読み続けています。


今回の3冊は、いずれも職場の上司からお借りしたもの。たまたま、ある会社の経営スタイルに関する話で盛り上がったときに、「その会社について書いてある本を貸してあげるよ」なんて話になりまして。で、なぜか3冊も手元にやってきたという…(^^;)。



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1冊目が、こちら。藤原正彦さんの「日本人の誇り」。3冊もあるので、とりあえず手っ取り早く読めそうな新書から行くかぁ…なんて感じで1冊目に選びました。たまたま、この本に関するアマゾンのレビューを見たのですが、かなりの高評価でしたね。僕自身も、読み始めてすぐは、けっこう興味深く読んでいたのですが…、読後の感想は…「あ~、疲れた」でした。


歴史観について「ある一部分だけ切り取るのではなく、もっと大きな流れを見るべき…」という部分では共感を持てましたし、歴史の視点についてもかなり興味深いものがあったのですが…、タイトルの「日本人の誇り」や、本の“帯”にある「日本字の覚醒と奮起を期待したい」という部分では、僕には響いてこなかったんですよね。文章との相性や世代的なギャップもあるのでしょうけど。


読んで後悔した…なんてことはないのですが、自分では、買わなかっただろうなぁ…。そういう「自分で買わなさそうな本を読めること」が、借りて読むメリットなんですけどね。




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2冊目は岐阜県にある未来工業の創業者、山田昭男さんの「日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”」。

実は、過去に山田昭男さんの、この本を読んだことがありまして…

楽して、儲ける!―発想と差別化でローテクでも勝てる!未来工業・山田昭男の型破り経営論!/山田 昭男
¥1,470
Amazon.co.jp

内容的には、かなり近い…というか、経営スタイルの面では変わってないんだなぁ…なんて思いました。この「楽して儲ける」が8年ほど前に出版された本ですから、つまりは、そのスタイルに全く“ブレ”がないってことですね。


これは…社員という立場で読むと胸がス~ッとすると同時に未来工業に転職したくなり、経営者という立場で読むと、かなりムカつく…なんて類の本でしょうね(^^;)。もっとも社員という立場から、こういった経営スタンスでやられるのは、実はすごく大変なことでしょうけどね…自由…というのは、裏を返せばあらゆる面で“自己責任”ですから。


この本では、「やってみてから、判断すりゃいいじゃん!」(こういう表現では出てきません)というスタンスが何度か出てくるのですが、社員・経営者問わず、これは必要なスタンスだと思いますね。


こういう人が政治やったら、面白そうだなぁ…。





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で、3冊目。本を借りるきっかけになった会社(寒天のについて書かれているのが、この本。書店はもちろん、僕が足げく通う○ック・オフでも、よく見かけますね…(^^;)


いわゆる“ビジネス書”なわけですが、読んでいて4~5回ほど泣きそうになりました…。ビジネス書でそういう経験は初めてです(加齢による涙腺の緩みが原因か…?)「日本でいちばん大切にしたい会社」とは上手くタイトルをつけたものですね。読んだ方の多くが、「こういう会社で働いてみたい!」とか「こういう会社なら応援したい!」なんて思うんじゃないかなぁ…。


紹介されていた会社全てに、まさに今巷を席巻している言葉…「絆」とか「人と人の繋がり」というものを感じますね。かつ、会社(=営利団体)としても機能している…というのは、スゴイですよ。自社と比べる…なんて下世話な見方をせず(^^;)、純粋な気持ち(?)で読むといいんでしょうね。