本試験の「会場入りの道中」や「会場前」というのは、ちょっと独特の雰囲気があります。
僕は受験を2度経験しているのですが、初年度は、この雰囲気に妙なプレッシャーを感じましたね。2年目は、「試験の風物詩」くらいの気持ちでいられましたが(^^;)。
予備知識(?)があると、「そういうものなんだな…」程度の印象で済むかも…と思い、本日はこの話題で書いてみます。
僕が受験したのは名古屋会場(名城大学)なのですが、この会場の最寄の交通機関が地下鉄なんです。
当日の朝、この駅方面に向かう電車に乗っている8割以上(推定)が社労士試験受験生なので、乗った車
輌にいるほぼ全員が、手にテキストを持って黙々と勉強しているという…。これは、かなり壮観…というか、正直かなり異様な光景ですね。(自分自身も、その光景を作っている一部なのですが…^^;)。
降車駅にいたっては、受験生率ほぼ100%(推定)。1つの会場で数千人も受験するわけですから、移動手段が “かぶる” のは、当たり前といえば当たり前の話なのですが、そういう雰囲気の中にいると、他の受験生の方が、ものすごーく賢い人のように見えてくるんですよね…(^^;)。
で、そんな賢そうな人たちと一緒に、ゾロゾロと会場に移動していくわけですが、その行く手に見えるのは…
専門学校なんかのスタッフが、ずら~っと並んでて、やれ「直前まとめ」だの「資料」だのを配布してる姿。
おそろいの服(スタジャン)で、かけてくる声とかメチャ明るくて元気なんですよね。年に1回の大勝負を前に緊張感(…人によっては悲壮感すら)漂う受験生と、こういったスタッフの方々のコントラストが、これまた不思議…というか異様な雰囲気だったりするんですよね。
でもって、渡された「直前まとめ」のウラを見ると翌年の受講案内…みたいな(^^;)。こっちは今年一発で決めたるねん!って思ってますからね、お世辞にも、気分の良いものじゃなかったりしまするのですが…
まぁ、でも、そういうものなんですよね。
試験会場の前ってぇのは、
①今まで漠然としか想像していなかったライバルが大挙して出現し
②その人ライバル達が自分より賢く見えて、
③専門学校などのスタッフが待ち受けている
ところなんです。
でも、冷静に考えてみれば、1つの会場で数千人もの人が受験するのだから、受験生が大勢いるのは当たり前だし、周りが賢そうに見えるのは他の受験生も同じ。それどころか実はアナタ自身も、他の受験生からすれば「賢そうな人」の一人だったりします。専門学校からすればビジネスとして、これほどターゲットが明確な場所はないのだから、そういうスタッフが来るのは当然なんですよね。
だから、朝一で「うわ!すごい人だ~!」「誰もかれも賢そうッ!」「うわ!来年度の受講案内だ~」なんてアセんなくても、いいんですよね。今日この日まで、誰よりもがんばってきたわけですからね、堂々としてりゃ、いいんです。
それでも、ちょっと雰囲気に呑まれそうだな…
と思ったら、自分の席に座るまで、意識的に「背筋を伸ばして悠然と自信に満ち溢れた態度」をとってみると、良いかもしれません(経験者談)。
態度と心理というのはリンクしていますからね、それがフェイクであっても「悠然と自信に満ち溢れた態度」をとることで、心の中の不安・プレッシャーから、少しは開放されると思いますよ。
本試験まで、まだ3日あります。
まだまだ、やれる!
悪あがきって言われてもいいじゃん。
最後の最後まで、やれること・やるべきことを、めいっぱいやりましょう!