先週に続き、今週末も経営者さんの講演会に参加してきました。
今回の講師は、カレーハウスCoCo壱番屋の創業者宗次徳二 氏。
実は、当初別の予定が入っていたのですが、あれだけの成長を成し遂げた企業をひっぱってきた人物の話をぜひ聞いてみたいと思い、その予定を途中で切り上げて(ずらかった…とも言う…^^;)行ってきました。(ちなみに、外食産業そのものには、特別興味は無いです…って、先週もまったく同じ文章を書きましたけど)
今回も印象的だった言葉をいくつかピックアップして書いてみます。
◆後ろ指をさされない経営。公私混同はNG!
経営者層が多い会場だったので、この当たり前の一言に対する受け手側の反応がおもしろかったですね…(^^;)
この話題に関連して国税局や税務署の税務調査を受けたときの(しかも数回)経験談も出てきたのですが、1回だけ解釈の相違から修正申告(微々たるものだそうな)したことがあったものの、それ以降は解釈の相違もなければ、修正申告もなし。税務当局も「大変珍しい(その反応もどうなのか…^^;)」と褒めて(?)いたそうです。
◆適正な利益を頂き、かつお客様に満足してもらう。
ココイチを始める前、喫茶店を経営していた頃から一貫してそう考えて行動してきたそうです。だから喫茶店のときはモーニングどころか、コーヒーにつけるお菓子にも値段をつけていたのだとか。そのかわり、それに相応しいサービスを徹底していたそうです。(ココイチのラッキョウはそういう理由から有料なのだとか。「ホントは福神漬もお金を頂きたかった…」というコメントには、笑いました^^;)
お客様に満足してもらうために、“超”現場主義・“超”お客様第一で…と、当たり前のことを“超”をつけてやるのだ!という話をされていたのですが、これは先週聞いた王将の大東氏の“高度な当たり前”という表現に通じるものがありますね。
◆社長が変化すれば、社員の2割は変わる。
この2割という数字は、2:4:2(僕は“アリの法則”という名称でこれを覚えました)や、8:2(パレードの法則)などで、よく見かけますよね。宗次氏ご自身も経営をしていく中で、これを実感されたのだとか。社長が変化すれば…という点については、「経営者はその本気度を態度で示せ!」ということも、お話されていたのですが、これまた、王将の大東氏も同じことをおっしゃっていましたね。
約1時間の講演だったのですが、宗次氏の軽妙な語り口調と微妙なタイミングで繰り出される駄洒落(ご本人も、会場の気温を5度くらい下げるかも…なんて言ってました…^^;)に引き込まれ、終演まであっという間でした。