それで喰ってるわけじゃないので、ギター人生なんて書くとおおげさですね(^^;)。
僕がはじめて弾いたギターが、こちら。
Smith“G-1” 通称“流しのガッちゃん”と呼んでいます。
我が家に僕が生まれる前からあったもので、母親が「家に楽器がないのは、なんとなく寂しい」と思い、結婚してしばらくして「質流れ品市」で購入したのだとか。(当時は多少弾けたんだそうです。ちなみに僕は母がギターを弾く姿を、見たことがないです…^^;)
僕がギターに興味を持ったのは中学生の頃。「そういえば家にギターがあったなぁ…」なんてことを思い出して母親から譲ってもらいました。ただ、その時点で既に3弦のペグが壊れて動かせず(^^;)、3弦にあわせて全体のチューニングをしたりとかしてましたね。(なぜかそういうことには機転が利いた…)
エレキ・ギターを買ってもらった高校入学までは、このギターを、なんとなく爪弾いていました。
弾く…といっても、key=Cの音階と音楽の教科書に載っていたコードが3~4つ弾けた程度ですけど…。当時はギター=歌の伴奏楽器だと思い込んでいたので、メロディーやソロを弾くなんてことには、まったく興味を持っていなかったです。
ご覧の通り、かなりネックが太いし弦高もやたら高かったので、バレーコード(人差し指で1~6弦を全て押さえるコードフォーム)なんて全然弾けなかったですね。…今でもこれ弾くのツライもん(^^;)
“流しのガッちゃん”というネーミングは、僕が名付けたもので、由来は2つ。
1つは母親が入手した場所(質“流れ”市)と、このギターが“ガッ”ト・ギターだったことから。かなりイージーな感じですけど(^^;)
もう1つの由来は、僕の中にある「“流し”のミュージシャン=“ガット・ギター”を使う」というイメージから。
このイメージは昔TBS系で放送されていた「キツイ奴ら」というドラマの影響で出来たものです。このドラマに安全地帯の玉置さんが出演していて、ドラマの中で“流し”をやるシーンが出てくるのですが、そのときにガット・ギターを使っていることが多かったんですよね。それがそのまま僕の中の“流し”のイメージになってしまったわけですね。
今では、ほとんど弾くことがないギターなのですが、思い出があるギターだし、本来は僕の所有物ではないので(母親から返せといわれたことは一度もないですが…^^;)、ずっと手元に残してあります。