踏み続けて20年【前編】 | jakeのブログ 

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いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

20年踏み続けてきたギター・エフェクターの話。


デジタル・マルチ・エフェクター(1つの筐体に複数のエフェクターが入っている)派の僕ですが、1つだけ、単体モデルに拘っているエフェクターがあります。


そのエフェクターの名は…ワウ・ペダル。


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↑現在のセッティング。向かって右側のペダルがワウ・ペダル(Ibanez:WD-7Jr)


僕が初めて買ったエフェクターが、高校3年の冬、大学合格が決まったあとに買ったJim Dunlpo のワウ・ペダルだったりします。(たぶん、珍しいんじゃないかな…)


当時は「Guyatone」の真空管アンプで音を作っていたのですが、このアンプの歪みが、かなりロックな感じだったので、オーバードライブやディストーションといったギター弾きの王道的な(?)エフェクターの必要性を感じていなかったんですよね。


真空管アンプで音を作り、そこにワウペダルを加えるという、90年代前半の高校生にしては珍しい(?)渋いセッティングを実行したのは、当時聞き始めた エリック・クラプトン の影響。


丁度、クラプトンが「Bad Lave」(ホンダのアスコットって車のCMで使われてました)という曲でグラミー賞を受賞した頃なんですけど、その「Bad Lave」のリフでワウを使ってるんですね。それがすごく格好良くて、「これを真似したい!」と。今にして思えば、ずいぶんミーハーな理由なんですけど(^^;)。


ちなみに、当時「クラプトンはマーシャルアンプとワウペダル以外使っていない」という情報を聞き、それを信じこんで一時期は「アンプ直!使うエフェクターはワウペダルだけ!」という姿勢を頑なに貫いていたのですが…



ある日のこと。デジタル・マルチ・エフェクターという大変便利な存在を知ってしまったんです。そこで姿勢を一転し、マルチ・エフェクターを使い始め、現在に至るのですが(エフェクター遍歴は、またの機会に。)、“ワウ”だけは前述したように単体のエフェクターに拘ってセッティングし続けています。




その遍歴は、こんな感じです。



①Jim Dunlop “Cry Baby”【使用時期:高校3年~大学時代前半】

高校3年生の冬、最初に導入したワウペダルがこれ。「クラプトンも同じものを使ってるんだよ。」の一言が購入の決め手(^^;)。初期不良による交換を含めて、このモデルは計3台使いました。このモデルのサウンドは今でも大好きで、たま~に原点回帰しようかなぁ…なんて衝動に駆られることがありますね。


余談ですが、大学の同期で何人か同じモデルを持っていたのですが、僕のペダルを踏んで彼らからは「なぜお前のペダルはこんなに(ふみ心地が)軽いんだ?」なんてことをよく言われました。たぶん、使用頻度の差なんでしょうね…(当時は、とりあえずソロになったら踏んどけ!くらいの勢いで使っていましたから…^^;)



②YAMAHA “WP-100”【使用時期:大学時代後半】

大学生の時、バイト先の楽器店に店頭在庫であったものを購入。“Cry Baby”の音には満足していたのですが、ペダルを踏んだときのガリ・ノイズが酷くなってしまったことが交換のきっかけです。


購入する際の決め手になったのは、その頃から聴き始めた「CASIOPEA」の野呂さんの影響。(当時の)野呂さんの使用機材の中に、このモデルも入っていたんですよね。そのことを知り、「オレも同じものが使いたいぞ!」という、またまたミーハーな理由から選びました。


ピーク・コントロールがついていて、ワウの効果を変化させることができたところが良かったのですが、ペダル全体が強化プラスチック製だったので、踏んでいくうちにヒビが…



③BOSS “FW-3”【使用時期:大学時代後半~フリーター期】

ヒビの影響で“WP-100”のエフェクトON・OFFスイッチがうまく切り替えできなくなったことが交換のきっかけ。

一時期BOSSのボリュームペダル“FV-300”を使っていたのですが、このペダルはスチールボディで強度もあったし、踏み心地もよかったので、同じ筐体を使っている(であろう)“FW-3”なら、使い勝手がよいかも…と思い購入しました。


このモデルにも“WP-100”と同様にピーク・コントロールが付いていて、好みの音を作れたことは良かったですが、ペダルの「踏みしろ」が今まで使ってきたものと比べると圧倒的に狭かったのが難点でした。

そのうち慣れるだろう…と思っていたのですが、慣れるより先に、またしてもペダルを踏んだときのガリ・ノイズが酷くなり…



というわけで、また次のモデル探しが始まったわけです。(続く)