「江戸時代 渋川春海の天球儀にトイレの星座!中国の星座? 後編」 by ピッピ
昨日からの続きです。
「江戸時代 渋川春海の天球儀にトイレの星座!中国の星座? 前編」
トイレの星座は、昔の中国の星座にあったものです。
昔の中国では、なぜそんな星座を作ったのか?
まず、ここからいきましょう。
昔の中国の星座は、北極星を皇帝に見たてていました。
皇帝である北極星を中心に、皇帝の生活に必要なありとあらゆるものを天に上げました。
家族、宮殿、軍隊から生活用品にいたるまで、全てのものです。
となれば、トイレも当然必要ですよねぇ。
では、今の星座でいうとそれがどこにあるのかというと…
オリオン座の下。うさぎ座の一部です。
渋川春海が作った天球儀の一部拡大。
天球儀は、星座を天の外側から見た作りなので、普段私たちが見ている星座を、裏から見たような形になっています。
上の青い四角がオリオン座。
星の並びで、なんとなくわかりますよね。
そして、下の青い四角の中。
四つの星が3本線でむすばれた形。
漢字をよく見てください。
「厠(かわや)」
トイレの昔の言葉です。
そして、その左側にある二つの星を結んだ縦線。
「屏(へい)」
そう。ご丁寧に、トイレの塀まであるんですよ。
さ~ら~に~。
この「厠」の下には、「う〇こ」の星までちゃんとあります。
「天屎(てんし)」という星です。
「屎(し)」とは、屎尿の「屎」。
意味は、糞・大便です。
よく作ってある、というべきなのかどうなのか(^_^;)
トイレの下にう〇こ。もっともと言えばもっともです。
この天球儀を見たときは、どの星かよく覚えていなかったので、残念ながらわかりませんでしたf^_^;
写真になくて、すみません。
星座というと美しいものと思いがちですよね。
でも、星座はギリシャ神話のようなものばかりではありません。
今の88星座に決められる前は、世界の各地にいろんな星座がありました。
また、おいおいご紹介していきますね。
それにしても、美しい星でさえ、この話題になってしまうのはなぜだろう??(^▽^;)