星占いの星座の一つでもある、みずがめ座![]()
夜10時ごろ、南の空に見ることができます。
明るい目立つ星がないため、探すのはちょっと難しいかもしれません。
さて、このみずがめ座。
少年が、水瓶を抱えた姿をしています。
この少年については、いろいろな説があります。
一説によると、トロイヤ王国の王子、ガニュメデスと言われています
ガニュメデス君は、トロイヤ王国一の美少年と評判でした![]()
その頃、神様の世界では、ゼウスのお酌係だった美少女が、お嫁に行くことになりました。
代わりを探さないとね~ということで、ゼウスは鷲に姿を変えて、だれかいい子はいないものかと、空からかわいこちゃん(死語!?)を物色していました
そこで目を付けたのが、ガニュメデス君![]()
ガニュメデスを気に入ったゼウスは、そのまま彼をむんずとつかんで(鷲の足でね)、自分の神殿へかっさらっていきました。
おいおい
それって、どこぞの国と同じ。
拉致監禁というのでは・・・
おまけに、女でも男でも、顔さえよければ何でもいいんかい![]()
大神たるゼウスが・・・
オリンポス神殿で、お酌係として働くようになったガニュメデス君。
お国では、王子様がいなくなったわけですから、上を下への大騒ぎです![]()
そこで、みかねたゼウスが、ガニュメデス君を星座にして空に上げました。
両親を、安心させるためです。
空を見上げればこのとおり、神の国でちゃんとよくしてやっているから安心しろ、というわけです。
でもねぇ、親を安心させるためなら、帰してやれよと思うのは、私だけでしょうか。
まぁ、永遠の命と若さをもらって、神様の世界で暮らすのも悪くないと、ガニュメデス君は思ったでしょうけれど。
ちなみに、大神ゼウスが変身した鷲は、わし座として、夏の星座になっています。
わし座のアルタイルという星は、夏の大三角の一つです。
「夏の」といっても、今もまだまだ見えていますよ。
このわし座の星座絵、大きな鷲が一羽のものもあれば、鷲の足にガニュメデス君をぶら下げた星座絵もあります。
それって、拉致監禁の証拠写真みたいなもんじゃないの?
見るたびに、ちょっといやーな感じがして、ある国を思い出してしまう私でした。