甲斐八ヶ岳から秩父までの山岳ライド走行レポート_20150809 | こちらジャカルタ自転車部前広報部長です!

こちらジャカルタ自転車部前広報部長です!

インドネシア ジャカルタより広島へ2015年3月帰国。
相変わらず自転車に乗ってます。

久々の日本の夏休みは今まで同様関東へ帰省しましたが、
以前と同じく自転車を持って帰りました。
ということで8月9日は晴れの予報だったこともあり久々輪行を計画。
前日夜までコース悩みましたが、一度走ってみたかった甲斐八ヶ岳を臨むコースに決定。
山梨の韮崎から北上し、小海線沿いに清里、小海を抜けるコースです。
でも佐久で終了だと距離が物足りないので、オプションとして佐久から軽井沢に向かい長野原まで抜けるコースと、
佐久の手前で東に折れ秩父に向かうコースを設定しました。
前者は距離120kmで累計標高2,000mだけど道はしっかりしている走りやすいコース、
後者は距離150kmで峠3つの累計2,200m以上登る山間部3桁国道(酷道)を通るコース。
途中の経過で3つのコースを選択することにします。

韮崎までは新宿からスーパーあずさで向かいます。

指定席は満席だったので自由席確保のため早目にホームで待機、これが正解。
最終的には通路に立ち客があふれてました。
トレッキング客が多数、輪行者は意外と少なかったですね。
韮崎までは1時間40分程度で到着、標高は350m。さくっと組上げて9時過ぎにスタート。
SKINSのアームカバー忘れて、急遽日焼け止め購入。無駄な出費でした・・・。
須玉ICまでは緩い登りでウォームアップでしたがそこからは清里まで5%程度の坂が続きます。
所々8-10%の部分があり、決まって登坂車線があり助かること。
この時点では八ヶ岳は雲に隠れてしまっていました、残念。
清里で一回休憩、距離は27kmで標高は1,200m強だから850m登った計算。
久しぶりに訪れましたが、観光地としてにぎやかなところ(スレ気味)と、
寂れて廃墟っぽいところが目立つのが印象的でした。
先を急ぐのでコンビニでガリガリ君と水を補給してすぐ出発。
なにせ秩父まで行くとしたら暗くなる前に到着したいところです。

清里から長野県境まではやや緩やかに登り、本日のピーク到着。
峠のそばに小海線の野辺山駅がありますが、ここはJR最高地点として有名。
この踏切が最高地点ですね。
ここからは小海まで600mのダウンヒル。
区間平均40km/h以上で走るものだから、車とスピード変わりませんでした。
やっと雲が切れて角度悪いですが、八ヶ岳拝むことができました。

佐久穂まで下ってきて空腹感じ昼食にします。
国道141はコンビニやレストランも多く、補給には事欠きません。
本当は途中美味しそうなお店よりたかったのですが、とにかく時間がもったいないので我慢。
(走行距離短くすればいいのですが、距離走りたい欲求の方が強い)
コンビニでさっと昼食済ませた時点で午後1時。
秩父までは90kmで峠が2箇所、残りは5時間・・・。
何とかなるでしょ、前後ライトもあることだし。
ということで国道299号を東へ向かうルートをとることにしました。

まずは十石峠、18kmで600m登って1,330mまで上がります。
13km地点までは2-4%程度の緩いのぼりですが、後半はまさしく酷道。
1車線の九十九折で、所々10-13%の坂道が峠まで続きます。


峠は県境、あまりに山深くドコモでも圏外でした。


曇り気味で展望よろしくなかったのが残念。
299号は山深い箇所を通るため木に覆われて暗い部分も多いのですが、
直前に交換したPrizmレンズのおかげで常にクリアな視界を確保できました。
Black Iridiumだと暗すぎたでしょうね。

さて群馬県に入りましたが、上野村といえば日航機が墜落した場所として知られています。
とはいえ国道から10kmほど山に入った山深い所のようです。
峠越えてすぐの箇所はオーバーハングがすごくて結構すごい。
十石峠は東側からの方が厳しい坂が無くて楽だと思います。
峠から15km、760m下って川の駅上野で小休止。

糖分補給兼体の冷却。
国道299号沿道は補給できる箇所が少なかったので気を使いました。
所々自販機はあるものの数は少ないし、道の駅を除き食事できるところもあまり見当たらない。
この時点でスタートから100kmで時間は3時、残り60kmをAve.20km/hで6時到着。
予定通りでのペース、最後の志賀坂峠は18km先。5kmで300m登る。
峠入り口まではかっ飛ばします。

国道299号は神流川沿いに東進、国道462号と分岐すると志賀坂峠へ向けて登坂スタート。
ここも5-8%が続き、所々11%までいきます。
峠道に入ったところでこんなものがありました。
恐竜の足跡?上野村は恐竜発掘でも有名で、国道沿いに資料館もありました。
最後の峠と思いクランクまわして・・・、見えた!
志賀坂トンネル、ここは埼玉との県境でもあります。
ライトオンしてトンネル抜けると、そこは埼玉県。
ここから秩父までは下りのみ!
峠やり過ごすと道も良くなりずーっと40-50km/hでかっ飛ばす。
東からアプローチすると斜度は無いけど登りの距離が長くて気力持たせるのがちょっとつらいかも。
東京電力の開閉所は山奥にはあわないメカメカしい光景。
でも首都圏への電力供給を司る施設なのですね。
秩父に入る手前のコンビニで最後のガリガリ君補給。
サイクルスタンドがあったので気が効くなーと思ったらこんなステッカー。
下り一辺倒と思っていたら、最後2箇所登りがありました。
考え甘かったです。
秩父といえばセメント、石灰石採掘のため山がごっそりと削られてます。
ちょっと恐ろしい光景です。
予定通り6時に秩父中心地に入りました。
最後の寄り道は「ラーメン屋いとう」。
ここは昔巣鴨市場のそばの明治通り沿いにあった「巣鴨ラーメン」の方がやっているラーメン屋。
10年位前に明治通り拡張のため立ち退きとなりこちらに移ったのですが、
ずっと訪れたいと思いながら秩父まではなかなか足が向きませんでした。
超こってりの豚骨醤油系。久々完食。
昔の話を少しさせていただきました、また寄らせていただきます。
秩父からは池袋まで西武で戻るのでゴールは西武秩父駅。
志賀坂峠から安全のため前後ライトオンしていたけど、本格的に暗く前に到着で着てよかったー。


本日の仕様、サドルバッグをLサイズにして着替と輪行袋を収納。
トップチューブ上の小物入れに塩タブレットと顆粒アミノ酸。
この2つは効果的面でした。
直前のライドで汗でミネラル不足からくる脚痙攣があったので、
こまめに塩タブレットを摂取、所々アミノ酸も採ったおかげで脚も最後まで残りました。
ま、距離と累計標高がきついことわかってたので、登坂も無理せずインナー×ロー多用でしたが。

池袋までは有料特急で帰ります。(写真は池袋到着後)
入間から乗ってきた中国人のおじさんの携帯ゲームがうるさいこと・・・。
流石に注意してしまった。

今回のコースなかなかハードですが、激坂はないし路面も荒れ荒れの箇所は無い。
景色も良いし(特に国道141号)交通量もそれほど多くないので(特に国道299号)ぜひまた走ってみたい道です。
R299だけ走りたいのなら佐久平からアプローチするほうが良いですね。
R141はサイクリストも多数見かけましたが、R299では片手で済む程度。
コースのハードさとアプローチの大変さであまり走る人がいないのでしょうか。
でも良いコースなのでぜひチャレンジしてみてください。

【本日のログ】

距離 : 150.63km
時間 : 6:45:40
Ave. : 22.3m/h
累計標高 : 2,259m
http://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventrylist.do?entry_ym=201508

このライドで味をしめた結果、11日に再度輪行に出ました。
走行レポー
トはまた後日。