午前中だけ雨が降ったある日のことでした。
私は洗濯機を回して、バスタオル以外のものは全部部屋干しにしました。
そして、バスタオルだけ洗濯機に戻して乾燥にかけました。
それから数時間後。
乾燥が終わっていたので、後でバスタオルを取り出そうと思って、洗濯機のふたを開けておきました。
それから、何時間も経った夜。
子供たちの寝かしつけをしていた時のこと。
急に「あっ!」と思い出しました
もう寝室の電気は豆球にして「寝ますよ〜」っていう空気を作っていたんですが、思い出した途端に私は起き上がって寝室を飛び出してしまいました
そして、洗面所に駆け込んで洗濯機の中身をチェック。
あ〜、やってしまった
乾燥にかけていたバスタオルを取り出すのをすっかり忘れていました
そして、乾燥させてふわふわだったはずのタオルの上には、さっきお風呂の時に使って濡れたバスタオルが…。
全てのタオルがじんわり湿っておりました。
もはや手遅れです
「あ〜あ、バカなことをしてしまった」
洗面所でうなだれる私
たまにこういうことをやらかして自己嫌悪に陥るという。
しょんぼりしていると、寝室を飛び出していった私を追いかけて、子供たちが洗面所までやって来ていました。
そして、2人とも何ごとかと目をきょときょとさせていたので、わけを話しました。
すると、次男みー君が「ママ、みー君パワーあげるよ」と言ってハグをしてくれました
それを見ていた長男ポンちゃんも「ママはバカじゃないよ」と頭をヨシヨシしてくれました
うお〜!
何て優しい子らなんや〜
ええ子らや〜!
普段は、みー君はまだまだ我を通すところがあって、理屈が通じないので困ることもよくあります。
ポンちゃんも「繊細さん」ならではの気難しいところがあります。
それに、人の感情を逆撫でするような嫌な物言いをすることも。
そんなこんなで、イライラさせられることも多いんです
でも、こういう時にはやっぱり子供たちがいてくれて良かったなぁと思います
何か失敗した時に、優しくしてくれたり、笑って受け流してくれたりすると救われますよね。
子供たちには、そういう大らかな気持ちを持ったまま大きくなって欲しいなと思います。
私自身は、元々そういう大らかさは足りないところがあって
自分が失敗すると必要以上に自分を責めていたし、他の人が失敗すると腹立たしく思うこともありました。
でも、子供たちが生まれてからは段々と丸くなってきたように思います。
というのも、子供ってすぐにやらかしますよね
注いだばかりの牛乳をぶちまけるし。
マジックで絵を描けば、いつの間にか紙からはみ出してテーブルにも色が付いているし。
掃除したばかりの床をパンくずだらけにしてくれるし。
そんなことでいちいち怒っていたら、身がもちません。
怒ったところで、牛乳はこぼれたままだし。
今は、こぼしたら「布巾でこうやって拭くんよ」と教えて、一緒に拭けば良いんだなと思えるようになりました。
牛乳はきちんと拭かないと後で臭くなるので、面倒臭いんですけどね
でも、自分だって同じように失敗をするんだし。
そういう時に、追い打ちをかけられるよりは、やっぱり優しくしてもらえた方が嬉しい
子供たちには、そういう大らかさを教えてもらえたなと思います。