今回は、ちょっとばかり重たい話です。

良かったら、私のグチというか不安を聞いて(読んで)下さい。


大体こういうパターンは、長男ポンちゃんのことが多いんですが、今回もやっぱりポンちゃんですアセアセ


この間、ポンちゃんと次男みー君がいつものようにケンカをしていました。

きっかけは、ポンちゃんがみー君をからかったこと。


それで怒ったみー君が泣きだすという状態でした大泣き

そのため、私はポンちゃんを注意して、みー君は抱っこしてなだめました。


その後、私が別の部屋に行こうしていると、何だかポンちゃんの様子がおかしい。

こちらにお尻を向けて、棚の隙間に入り込んで何かゴソゴソしています。


何だろう?と思ったけれど、私はそのまま別室に行きました。

すると、少し経ってからポンちゃんがその部屋にやって来ました。


「みー君がこんなことしてきた」と、これ見よがしに左手を見せてきました。

見ると、指先にセロテープが巻かれていて、そこには汚い言葉が書かれていました。


は〜、やれやれです。

「みー君は、こんなことせんよ」と私が言うと、ポンちゃんは「でも、やってきたんよ」と真顔で言いました真顔


「いやいや、みー君はひらがな書けんよ」

「テキトーに書きよった」

「そんなわけないよね?」

「でも、本当にやったんよ」


ポンちゃんが言い張るので、こちらもイラッ。

「嘘つかんとって」

「嘘じゃない!」


意地を張るポンちゃんに、こちらもヒートアップ。

「本当のこと、言いなさい!」

ついつい語気が強まります。


というのも、ポンちゃんは前にも自分がやったことを人のせいにするような嘘をついたことがあったんです。

その時も嘘がバレて、叱られたのに。


反省していなかったの?

いや、眠くて機嫌が悪くて意地を張っているだけ?

ポンちゃんはそういうパターンが多いんです。

でも、こういうことはきちんと話をしておいた方が良い気がする。


以前ポンちゃんが「嘘って、ついたらダメなん?」と聞いてきたことがありました。

その時、私は一瞬考えて「ついても良い嘘とダメな嘘がある」と答えました。


というのも、ポンちゃんは妙に真面目なところがあります。

そのため、もし「嘘は絶対にダメ」と言ったら、苦しくなってしまうことがあるんじゃないかなと思ったんです。


ただ、小2男子には難しかったかもアセアセ

大人なら、誰も傷付けない嘘ならついても良いとか、嘘も方便とか考えることができます。


でも、ポンちゃんにはまだ、ついても良い嘘と悪い嘘の判断はできないようで。

それなら、とりあえず「嘘はダメ」と教えておいた方が良かったのかな。


いろいろなことが頭の中を巡りました。

ただ、今回のことはきっちり話をしておかないと、当たり前のように嘘をつくようになるかも。

そう思って、しっかりと話をすることにしました。


そこで、ポンちゃんを膝の上に座らせて聞いてみました。

「もし、ポンちゃんは何もしてないのに誰かに『ポンちゃんがおもちゃ壊した』って言われたらどうする?」


するとポンちゃんは「弁償する」と答えました。

「自分じゃないのに?」

「うん」


あ〜、こりゃダメだガーン

不機嫌意固地モードに入っていますな、こりゃ。

それに、実際に自分の身に起こっていないことは想像しづらいようで。


そこで聞き方を変えてみました。

「じゃあ、もしママが何もしてないのに人から『ポンちゃんのママ、おもちゃ壊したんよ』って言われたらどんな気持ち?」


すると、ポンちゃんは少し考えてから「守りたい気持ち」と答えました。

その答えを聞いて私は少しホッとしました。


そして「ママもさっき、そういう気持ちになったよ」と言いました。

ポンちゃんはさすがに気まずくなったようでした。


そこで私が「今度から、嘘はつかんって約束できる?」と聞くと、小さく「うん」とうなずきました。

その時私は、これで分かってくれると良いなと思いました。


でも、その日の夜「この時の対応はあれで良かったのかな」と考え直していて、ふと思いました。

「あんなに必死になって、詰め寄らなくても良かったんじゃないかな」と。


というのも、「ポンちゃんはどうして、あんな嘘をついたんだろう」と思ったからです。

よく思い返してみると、夏休みに入ってからポンちゃんを叱ることが多かったような気がします。


ポンちゃんは、みー君のことをからかったり、ちょっかいを出したりして、叱られることが多かったんです。

そして、泣いているみー君が私に優しくされているのを見て、うらやましいと思ったんでしょうね。


みー君に意地悪をされたと泣きついていけば、私に優しくしてもらえると思ったのかもしれません。

それで、あんな嘘をついたんじゃないかな。


そっか、あんな嘘をついてまで私に構って欲しかったんだ。

そう思うと、何だか切ない気持ちになりました。


みー君よりは4つも年上だけれど、まだ小学2年生。

そりゃあ、大好きなママに自分が一番かわいがられたいって思うのは当たり前ですよね。


それなのに、そんなポンちゃんの気持ちも分かってあげられずに「本当のことを言って」なんて詰め寄った私。

ポンちゃんが嘘をついたのは確かに良くなったけれど、そこにはちゃんと理由があったのに。


嘘をつくのは悪いことだと教える前に、嘘をつかざるを得ないような気持ちになっていたことを分かってあげられたら良かったのに。


あ〜、やらかした〜。

子育てって、本当に難しい。

わたしゃ、やらかしてばっかりです。


でも、やらかして反省してを繰り返しながら、やっていくしかないのかも。

子育てって失敗したら「ゲームオーバー、はい終了!」みたいなものじゃないし。


まあ、まだやらかしに気付けただけ良かったのかも。

ポンちゃんの気持ちをちゃんと考えようと思えるようになっただけ進歩したはず。

と前向きにやっていこうと思います。


ポンちゃんも、失敗したと落ち込んでドヨ〜ンとしているママより、笑っているママの方が好きだと思うしねニコニコ