去年の年末から年始にかけて、我が家は帰省をしておりました。
数日ごとに、私の実家→妹の家→ダンナの実家と渡り歩いていました。

普通、この3つの中だと義理の実家が一番億劫なんじゃないかと思います。
私も数年前まではそうでした。

でも、最近モヤモヤすることが多くて自分の実家が一番面倒臭くなってきましたショボーン
そもそも、実家とは言っても全くもって懐かしさがないんです。

というのも、私と妹が結婚して家を出てから実家は別の場所に引っ越しをしているんです。
そのため、実家と言っても「帰って来た〜」みたいな気持ちは一切ないという。

そして、その家がなかなかの骨董品でしてアセアセ
山の上の一軒家というと聞こえは良いですが、実際は仙人でも住んでいそうな家です。

実際、山の下より気温が数℃低いそうです。
そしてその家、どこもかしこも歪んでいます。
特にひどいのが1階の和室。
窓の鍵をかけようとしても私では無理。
普通に窓を閉めて、錠を下ろそうとしても掛け金に届きません。

弟か父、つまりその家の住人にしか閉められません。
住人はコツをつかんでいるようで「ここを押さえて掛けるんよ」と説明をしてくれます。

でも、その通りにやってみても私には無理。
ところが、弟や父はするりと閉めてしまいますびっくり

それだけ建て付けが悪いので、窓や扉を閉めても目で見て分かるくらいに隙間が開いています。
そのため冬はすきま風が、夏は蚊が普通に入り込んできますガーン

その上、数年前まではエアコンが付いていませんでした。
隙間が開いているのに、ですよ。

暑さが苦手なダンナ、ヤーマンは夏場なんて車に避難して冷房をかけて昼寝をしていました。
でも、何よりもヤバかったのが実家で過ごした一番最初の年末。
わたしゃ、命の危機を感じましたよ。

すきま風がピューピュー吹き込んできて、家の中だというのに吐く息が白い。
そんな中、装備は薄っぺらい掛け布団と寸足らずな毛布1枚ずつ。

私は赤ちゃんだった長男ポンちゃんと一緒の布団で寝ていたのですが、寒くて全く寝付けませんでした。

靴下を履いたり、上着を着込んだり、コートを布団の上から掛けてみてもまだ寒い。
何だか雪山で遭難している人のような気持ちになりました。

そんな中でも、ポンちゃんはスヤスヤと眠っていましたおやすみ
手足に触ってみると、ポカポカと温かい。
そこで、ポンちゃんに温めてもらおうとスリスリ。

ところが、手を握っているとポンちゃんの手が冷えていく。
ポンちゃんは、自分を温めるので精一杯で母を温めるまでのパワーはなかったようで。

まあ、赤ちゃんだしなぁ。
と、思いながらふと隣を見て名案を思い付きました。
「あっ、ヤーマンがいるじゃないか!」

すっかり忘れていたけれど、この人も体温が高いんだった!
ということで、隣の布団に潜り込んでみると「あったかい」照れ

しみじみと温かくて、「あ〜、これでやっと寝られる」と思いました。
ただ、その頃には外が少し白々とし始めていました。

どうやら、寒くて明け方まで眠れなかったようで。
もっと早くヤーマンの布団に潜り込んでいれば良かったなと思いました。

それ以来、帰省の時には毎回布団を一組持って帰るようになりました。
さらに、今はその部屋にだけエアコンが付いたので命の危機までは感じなくなりました。

それでも、やっぱりすきま風は相変わらずなのでエアコンの温度を26℃くらいにしておかないと眠れませんアセアセ
しかも、タイマーが切れた朝方は寒くてやっぱり目が覚めるという。
なかなか熟睡できない実家なのです。

さらに、その家はキッチンだけリフォームをしている都合なのか、洗面台がありません。
そのため、キッチンの流しで洗面をしなければなりませんガーン
食器がたまっている時に歯磨きをしたければ、食器を洗うか脇によけないといけません。

設計士さんよ、そこはもうちょっと考えておくれよって感じですアセアセ
というか、父もどうして洗面所のない家を借りることにしたのやら。
不便すぎるよ。

その上、脱衣所とキッチンの間に扉がありません。
一応入口のようにはなっていますが扉はなし。
なんで?って感じです。

最初、そこには薄っぺらいのれんが掛けてありました。
いやいや、のれんって!
透けるわ!
ってか、短い!
しかも、真ん中パッカンなるわ!

ツッコミどころ満載なので、妹と一緒に父に何とかしてくれるように言いました。
ところが、そういうところは気が付かない男親。

持って来たのは濃い色ののれん。
うん、確かに前よりは透けにくくなったかな。
でもね、やっぱりのれんはのれんなのよ!
私達は真ん中がパッカンなるのが嫌なのよと。

これはダメだということで、後日妹がちゃんとした布を掛けてくれました。
厚めの布で、床まで届く長さ、しかも真ん中が割れていない!
非常にありがたかったですキラキラ

男所帯だと、そういう配慮が足りなくても普通にやっていけるんですね。
でも、いくら男2人でも着替えている最中に透けて見えるのはさすがに嫌じゃないのかなという気がしますがアセアセ

ただ、そういうこと以上に「なんだかなぁ」と思うポイントがあるんです。
それは、最近実家に帰省してもあまり歓迎されていないような感じがすることです。

子供たちが生まれた頃は、実家の前に車を停めると、父はその音を聞きつけて迎えに来ていました。
車のドアを自ら開けて「よぅ来たのぅ」と子供を抱っこして連れて行っていました。

ところが、孫が増えだんだん賑やかになっていくにつれ、そういうことはなくなっていきました。
実家に着いて、荷物を下ろし始めてもリビングから出て来ないことが多くなってきました。

それどころか、先日帰省した時はひどかった。
私が久々に会ったあいさつをしようと思ったら、父はいつの間にか姿を消していました。

荷物を下ろしている時にはリビングにいたはずなのに。
ヤーマンに尋ねると、ポケモンゴーをしに行ったとのこと。

えっ、今?
孫が着いて早々?

最近、帰省した時に父にどこかに遊びに行こうと誘っても「疲れた」とか「体調が悪い」という理由で断られることがよくありました。
それなのに、私達が遊んで帰って来るとポケモンゴーをしに行っているという。

子供たちが2歳くらいまでは、遊んでくれたり、お風呂に入れてくれたりしていたのに。
大きくなると、騒がしくて疲れるんでしょうか。

ウチと妹のところが一緒に帰省するので、人数が増えて騒がしいというのは確かにあるとは思います。
それに、人数が増えれば洗うお皿の枚数や洗濯の回数も増えます。

そういうことが、しんどいというのも分かります。
ただ、父はそういうことを1人でやらなければいけないと思っているようで。

「今日は晩ごはんは何にする?」とか相談してくれたり、「洗濯はお願いするね」とか言ってくれたりすると良いのですが。

父は何も言わずに「自分だけ家事をやらされて」みたいに思っているんです。
母と離婚した後、自分1人で家族を支えなければみたいな気負いがあって、その名残なのかもしれません。

でも、私が妹の家に泊まりに行った時は、妹が洗濯物を干している間に私は食器洗いをするみたいに自然と分担ができるんだけどな。
ヤーマンの実家でも、お母さんがごはんを作ってくれている間に私は洗濯物を畳むとか、できることを見付けてやっているのにな。

実家では、何だかペースが合わない。
結果、父は1人でせかせかしていて何だか私達の帰省を負担に感じている様子。

別に家事をして欲しくて帰っているわけじゃないんだけどな。
まあ、普段より家事が楽になったら嬉しいなという気持ちは0ではないですが。

でも、すきま風の吹き込む、洗面台のない家にわざわざ帰るのは、父に子供たちの顔を見せたいからなんだけどなぁ。

それでも、家事に疲れた父は孫とも遊ばずポケモンゴーに走るという。
父も年をとって、子供たちと遊ぶのは体力的にきつくなってきているのかもしれません。

でも、孫が帰って来て早々ポケモンゴーをしに行くのはどうなんだろうなぁ。
一緒に遊ばなくても、やりようはありそうなものだけどもやもや

そんなわけで、最近は実家よりも義理の実家への滞在日数が長くなっている我が家です。

だって、すきま風は入って来ないし。
洗面台もあるし(笑)
お母さんの手料理はおいしいしニコニコ

それに何より、子供たちのことを大事にしてくれているのが分かるから。
やっぱり、じぃじばぁばは孫をひたすらかわいがってくれる存在でいて欲しいなぁ。