前回、前々回と長男ポンちゃんはどうやら「繊細さん」らしいという話を書いてきました。

思い返すと「あんなこともこんなこともあったな」と思い当たることがいろいろとあります。
そんな中で辛かったことと、嬉しかったことを書き残しておこうと思います。

まず辛かったことは、年中さんの頃。
本当に毎日バトルしていましたアセアセ
ポンちゃんは眠いと手が付けられなくなるタイプで、幼稚園から帰らせるのもひと苦労。

なだめたりすかしたりして、ようやく自転車に乗せて帰宅。
かと思ったら、今度はリュックサックの中身を片付けさせるのに、またひと悶着。

それが終わるとすぐにお風呂。
ポンちゃんは、本当にのんびりしているので16時台にはお風呂に入れないと、目標の20時までに寝かせられませんでした。

幼稚園の他の子たちは、その時間は公園で遊んでいるというのに。
ポンちゃんにはその元気もなければ、時間もないショック

公園で子供を遊ばせている間に、他のお母さんたちとおしゃべりをするの、憧れたなぁ。
でも、ポンちゃんは幼稚園が終わると既に疲れきっていました。

そのため、公園に連れて行っても機嫌が悪くて友達とケンカをするだけ。
そうならないように見張っておかないといけません。
次男みー君もいるし、こっちの身が保たないということで公園に行くのはやめてしまいました。

そんなわけで、16時からお風呂だったんですが私には重大な使命が!
それは「ポンちゃんを寝かさないこと」。

疲れきったポンちゃん、お風呂でも隙あらば寝てしまうんですzzz
ちなみにその頃のことはこちら。

ただ、ポンちゃんは一度寝てしまうとなかなか起きません。
途中で起こすと鬼のように機嫌が悪いし、夜寝ないので翌日に響く。
それだけは避けなければなりません。

何とかお風呂はクリアしても、晩ごはんを食べながら寝落ちしてしまうこともzzz
そのため、寝ないようにアニメをひたすら見せながらの晩ごはん。

とにかく「ポンちゃんを20時に寝かせる」、その使命を果たすために毎日必死でした。
それくらい、ポンちゃんの睡眠には気を遣っていたんです。

普通、こんなに睡眠に気を遣うものなのかな?
夕方ポンちゃんの機嫌が良かったら公園で遊んだり、絵本を読んであげたりとゆったり過ごせるのになぁと、切なくなったりもしました悲しい

そして、機嫌の悪いポンちゃんがギャーギャー叫ぶと、音に敏感な私にはものすごいストレス。
やめて欲しくて怒鳴ってしまい自己嫌悪。
それも結構辛かった。

前回触れた『HSCの子育てハッピーアドバイス』には、子供がヒートアップしている時は落ち着くまで離れていても良いと書いてありました。
それを知ってからは、最近は自分の気持ちが無理になった時はトイレに引きこもることにしています。

ポンちゃんの嵐が収まるか、私がポンちゃんに優しくできる気持ちになるまでは、しばらく離れておいても良いんだと思えるようになりましたニコニコ
私は碇シンジ君じゃないので、逃げたい時は逃げればとっとと逃げさせてもらいます!

と言っても、最近はポンちゃんも成長してきて、そこまでのヒートアップは少なくなってきました。
それでも、もっと早くこの方法を知っていたら毎日のように真正面からぶつかってお互いに傷付かなくても済んだだろうになと思います。

ポンちゃんが小学生になってからは、家でヒートアップすることは減ってきました。
それでも、下校中に友達とトラブルを起こすことは増えてきましたアセアセ

眠い時のポンちゃんはちょっとしたことでも過剰反応してしまうので、些細なことがおおごとになってしまうんです。
おかげで、2ヵ月に1回くらい学校から電話がかかってきます。

とはいえ、幼稚園の時のように手を出すことは減ってきたのでやられてばかりですが。
上手い受け流し方や逃げ方を覚えてくれるといいなと思います。

ただ、「繊細さん」ってそういう面倒臭いところばかりでもないなとは感じます。
いろいろと素敵なところもあるんですキラキラ

ポンちゃんの場合は、ポエマーなところがあります。
例えば、窓から月が見えると「ママ、月がきれいだよ!」と教えてくれますキラキラ
口説かれてるんでしょうかね、これは(笑)

他にも、自転車に乗っていると「風が気持ち良いね」と目を細めていたりします。
ポンちゃんはきれいなものや気持ちの良いことを感じ取る感覚が鋭いのかもしれません。

下校途中にお花を摘んで帰って来て「ママにあげようと思って」とニコニコしながら渡してくれることもよくあります。
そして、私が「嬉しい。ありがとう」とポンちゃんを抱っこすると、何とも言えない幸せそうな顔をしてくれますほっこり

彼は人の気持ちに敏感で、人を喜ばせたいという気持ちが強いのかな?とも思います。
よく家族や友達に手紙を書いています。

ただ、私は「だいすきだよ」の手紙をもらうと嬉しいんですが、男の子の友達はどうなんだろう?と思ったりはしますが(笑)

まあ、自分の気持ちをストレートに伝えるのは良いことなのかな。
そんな感じで感情表現が豊かなので、女性を泣かせることもあります。

今年、ポンちゃんのひいじぃじが亡くなりました。
そのお通夜の時に、ひいばぁばに「ポンちゃん、ひいじぃじがいなくなって寂しい」と言ったんです。
それを聞いて、それまで気丈にしていたひいばぁばが泣いてしまったということがありました。

他にも、卒園の時に園長先生が他の幼稚園に赴任されることになり、ごあいさつに行きました。
その時には「ポンちゃん、寂しくておウチに帰ってから泣いてしまうかも」と言って半泣きで園長先生に抱きついていきました。
すると、園長先生の目から涙が。
それを見て、私までもらい泣きしてしまいました。

いろいろな感覚が鋭いからこそ、自分の中の眠いとか疲れたという感覚に過剰反応して荒れ狂うことも多いポンちゃん。

でも、きれいなものを心底きれいだと思える感覚や、人の気持ちに敏感なところは訓練してもなかなか得られるものじゃないと思います。
親としては、ポンちゃんのそういう部分を大事にしてあげられたらなと思っていますニコニコ