先日、長男ポンちゃんが学校から帰って来るなり大騒ぎしておりましたガーン
階段を息せき切って駆け上がって来ると、ランドセルも置かずに「ママ!大変よ!大変!」

私としてはポンちゃんの「大変」には割りと慣れっこ。
通学中に転んでケガをするなんて日常茶飯事。
うんちを漏らしたり、水筒カバーや傘を壊したりもありましたアセアセ

そのため、ちょっとやそっとのことじゃ驚きません。
ところが今回は「怖かったけん、こども110番のお家の人に送ってもらった」と言うんです。

「怖かった」なんて、何ごと?
不審者でも出た?
通学路でたまにそういうことがあるらしいので、もしかしてなんて一瞬思いました。

そこで、よくよく聞いてみると道路脇の細い溝にモグラがいたとのことでした。
いやいや、モグラなんてせいぜい15cmくらいでしょアセアセ
そんなに怖がるようなものでもないんじゃない?

するとポンちゃん、私の反応に納得できなかった様子えー?
「これぐらいの大きさだったんよ!」と両手を広げてみせました。
その大きさは50cmくらい。

えっ!
それは大きい!
本当にモグラ?

するとポンちゃん、自由帳を持ち出してクレヨンでその生き物の絵を描き始めました。
それを見ると、茶色でずんぐりむっくりしていて鼻が突き出ていました。
確かにそれはまさしくモグラ!

ポンちゃんによると、溝のトンネルから出て来ようと顔を出していたそうです。
それで、怖くなったポンちゃんは近くのこども110番のお家に駆け込んだそうで。
モグラくらいで、迷惑な奴ですアセアセ

ただ、そのお家の方が親切な方でポンちゃんをウチの前まで送り届けて下さったそうなんです。
その時には、モグラらしき生き物は姿を消していたらしいのですが。
怖がりなポンちゃんを心配して下さったんでしょうね。

ありがたいことですキラキラ
ただ、ポンちゃんに聞いても説明が下手すぎてどこのお家の方なのか、よく分かりませんでしたアセアセ
左右がまだよく分かっていないのか「こっちに行って〜、その次こっちなんよ」とか説明されても分からんわ〜!

ところが、その日ちょうどポンちゃんと出掛ける用事がありまして。
その道すがら、ポンちゃんが「あっ、ここのお家よ!」と急に指差しました。

えっ、ここ?
ウチから200mくらいしか離れていないお家でした(笑)
そんなに説明、難しくないや〜ん!
まあ、小1の語彙力なんてそんなもんですよね。

そして「パンツを洗ってもらったのもここのお家よ」と言い出すポンちゃん。
えっ、それ早く言って!

以前、書いたのですが夏休み前くらいにポンちゃんが通学中にうんちを漏らしましてもやもや
その時に、こども110番のお家でパンツを洗ってもらったということがあったんです。
(いろいろとお世話になったポンちゃんの話はこちら)

その時も、お礼をしたいなと思っていたのですが、やっぱりポンちゃんの説明ではよく分からなくて心苦しく思っていました不安
そのお家が1ヵ月くらい経ってようやく判明したのでした。

というか、こんなに近いなら一緒に近所を歩いて回れば、もっと早く判明していましたねアセアセ
そんなわけで、翌日クッキーを焼いてそのお家にお礼を言いに行きました。

すると、その方がまた親切で!
「ウチはこども110番の家なんで、気を遣わなくて良いですよ」と言って下さいました。

いや〜、本当にありがたいキラキラ
そして、モグラらしき生き物についても真相が判明!
実はアナグマだったそうでアセアセ

そのお家の近くでちょこちょこ出没するとのことでした。
ウリボーが出たなんて噂は聞いたことがありましたが、アナグマまで出るんだ!
さすが山です。

それにしても、アナグマとモグラってだいぶ違う気がするけどな。
タヌキとアナグマなら、間違えそうだけれど。

さて、真相も判明してお暇しようとすると、お家の方がポンちゃんに「また遊びにおいで」と言って下さいました。
孫のような感じで接して下さって、ありがたいなと思いましたニコニコ

それに味をしめたポンちゃん。
その後、下校中に水筒のお茶がなくなった時にお水を飲ませてもらったりもしたそうです。

あとひと息でウチに着くのにアセアセ
そのひと息が頑張れなかったんですかね。
全く図々しい奴〜。

コミュ障の私からすると、ポンちゃんにはビックリさせられてばかりです。
いくらこども110番のシールが貼ってあるからといって、見知らぬお家に突入してパンツを洗ってもらったり、お水をもらったりなんてできませぬ。

私の知らないところでご近所さんと仲良くなっているようだしびっくり

休みの日にどこに行ったなんて話や、ダンゴムシを買い始めたなんて話をご近所さんにしているそうです。
どうやら、ご近所さんにはオシャベリなよくコケる子と思われているみたいです。

それにしても、近所の方に目をかけてもらえるのはありがたいことだと思います。
通学中に困ったことがあった時には助けてもらったり、危ないことや悪いことをしていたら私に知らせてもらえたり。

ポンちゃんが生まれた頃は「私1人で面倒を見なきゃいけないんだ」とか「親がいろんなことを教えていかなくちゃ」と思い込んで勝手にプレッシャーになっていました。

でも、地域の方が見守っていてくれたり、学校で先生から教わったり、友達から影響を受けたりして意外と勝手に育っていくものなのかもしれませんね。

私が躍起になって何か教えようとしなくても、彼が興味を持ったことや好きなことは自然と身に付いていくだろうし。
そう考えると、少しは気楽に子育てできるような気がしますニコニコ

私が何も教えなくても、たぶん何も知らない何もできない子にはならないんだろうなと。
何とかなるだろうし、仮に何ともならなくても大丈夫なのかなと。

落語の与太郎みたいな感じで、アホなんだけど周りの人にかわいがられているなんてパターンもアリかもしれない。
とりあえず、ポンちゃんが楽しそうに過ごしているならそれでいいかなと思ったりもします知らんぷり