私も長男ポンちゃんも本が好きなので、よく図書館に行きます。
ポンちゃんは、図書館に入るなり絵本コーナーへまっしぐら
その間に、私は小説とか料理の棚の辺りをウロウロ。
しばらくすると、ポンちゃんが大量の本を抱えてやって来ます。
貸し出しMAXまで借りる気満々です。
あのー、まだ読み終わってないのとか、「これはもう1回読む」と言ってキープしてある本が何冊かウチにあるんですけど
「えー!じゃあ、あと何冊借りていいの?」
毎回こんな調子です
絵本コーナーでは時々
「またこの絵本借りるの?違うのにして」
「えー!」
なんていうお母さんと子供のやりとりを見かけることがあります。
お母さんよ、その気持ちよく分かります!
子供って、同じ本を何回でも何回でも読みたがりますよね。
ウチのポンちゃんもそうです。
図書館で借りた本を幼稚園でも借りて来たりもします
しっかり内容も覚えているのに借りて来るという
子供はそうやってハマっていても、親は全然ということもよくありますよね。
自分が面白いと思えないものを読まされる時のやる気のなさよ!
棒読みで普段の1.5倍速!
読んだらすぐ次のページへ!
我ながらひどい(笑)
かと言って、子供に自分で読ませると、それはそれでひどいことに。
覚えたてのひらがなを、えっちらおっちら拾いながら読むのでロボットのお経みたいなことに
もしくは、同じところをグルグル回ったりして、壊れたレコードプレーヤーみたいなことにも
早く針を上げて〜!
なかなかの拷問です
でも、逆に親子共々ハマった絵本は何回読んでも面白い
おかげで『ぐりとぐら』や『くまのがっこう』、『ぞうのエルマー』などのシリーズには、ちょいと詳しくなりました
大人も子供も何回でも楽しめる本ってすごいですよね
子供って、他にもっと面白そうなものがあると、すぐにそっちに飛びつきます。
でも、そうならずに何回でも同じものを選ぶということは、それだけその本にパワーがあるということなのかな?と思ったり。
そして、何回でも同じものを楽しめるということ自体も幸せなことなのかもしれません
繰り返し味わうことで、同じものでも違う楽しみがあったり、新しい発見があったりすることに気付けるから。
そう言えば、私の母親は私が子供の頃、寝かしつけの時に自分の好きな小説を音読していました。
母親はハルキストなので、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』などを読み聞かされていたそうです…。
いやー、幼稚園児には分からないでしょ
大人でもよく分からないのに
小学生の頃には、世界文学全集みたいなのをドーンと置かれて「これを読みなさい」って言われたこともありました
でも、数冊しか読まなかったですね…。
幼心にも「自分が読む本ぐらい自分で選ぶわ〜」と思っていました。
結局、親が良かれと思って用意したものなんて子供は読みやしません(笑)
そういう宿命なのかもしれません
でも逆に考えると、親があれこれ用意しなくても子供は自分で好きなものを選ぶ自主性を持っているってことですよね。
そして、自分が選んだものの中から何回もリピートしたくなるようなものを見つけられるなんて、とても幸せなことだと思います。
1回読んだら飽きてしまう本を何冊も読むよりは、たった1冊でも「あー、面白かった。もう1回読もう」と思える本がある方が楽しい気がします
それに親としては、本を頻繁に買わなくてもいいし(笑)
そういうわけで、ポンちゃんに自分好みじゃない本をリピートさせられても、多少は頑張ろうと思います
でも、ポンちゃんよ。
『トミカ図鑑』を読ませるのは、やめて〜
延々と車の名前を読まされるのは正直辛いよ〜