*フランク・シナトラ(6)* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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シナトラ


11.I've Got You Under My Skin 僕は君に首ったけ

12.Only the Lonely オンリー・ザ・ロンリー









11.I've Got You Under My Skin 僕は君に首ったけ

sinatra

1953年末、ビルボード誌はシナトラの「ヤング・アット・ハート(Young at Heart)」をソング・オヴ・ザ・イヤーに選び、ネルソン・リドルが編纂した「スウィング・イージー!」(キャピトルでのシナトラの2番目のアルバム)はアルバム・オヴ・ザ・イヤーに選ばれた。そして、シナトラはビルボード、ダウン・ビート、メトロノームの3誌から「男性トップ・ヴォーカル」に選ばれる。
ネルソン・リドルとの3回目のコラボ、「ソングズ・フォー・スウィンギング・ラヴァーズ!」も決定的な成功を収め、売り上げの面でも大きな利益をもたらす。この大成功を収めたアルバムの中で録音されたのがこの曲。

1936年、コール・ポーターの作詞・作曲でミュージカル映画『Born to dance』で使われ、さらに10年後の1946年のコール・ポーターの自伝映画『Night and day』でも使われたが、この曲をスタンダード中のスタンダードとしたのはやはりネルソン・リドルとシナトラのコラボによるこのレコードであろう。


I've got you under my skin.
I've got you deep in the heart of me.
So deep in my heart that you're really a part of me.
I've got you under my skin.
I'd tried so not to give in.
I said to myself: this affair never will go so well.
But why should I try to resist when, baby, I know so well
I've got you under my skin?


すっかり君の虜になっちまった
僕の心の奥深く、君は入り込んでしまったのさ
あんまり深いものだから、僕の一部になっている
僕は君にすっかり夢中さ
負けるものかと頑張ってもみたさ
こんな恋は上手くはいかないと思ってもみたさ
でも、逆らったとて何になろう?
僕は君に夢中なんだから


I'd sacrifice anything come what might
For the sake of havin' you near
In spite of a warnin' voice that comes in the night
And repeats, repeats in my ear:
Don't you know, little fool, you never can win?
Use your mentality, wake up to reality.
But each time that I do just the thought of you
Makes me stop before I begin
'Cause I've got you under my skin.


例え何があっても、僕は何でも犠牲にするさ
君の側にいるためならば
夜になると警告の声が聞こえてきて
僕の耳元で何度も繰り返すのさ
「分からないのかい? お馬鹿さん、勝ち目がないってことが
頭を使って、現実に目覚めるんだ」
でも、そうする度に、君の姿が頭に浮かび
始める前にやめてしまう
何故って、僕は君に首ったけだから


I would sacrifice anything come what might
For the sake of havin' you near
In spite of the warning voice that comes in the night
And repeats - how it yells in my ear:
Don't you know, little fool, you never can win?
Why not use your mentality - step up, wake up to reality?
But each time I do just the thought of you
Makes me stop just before I begin
'Cause I've got you under my skin.
Yes, I've got you under my skin.


例え何があっても、僕は何でも犠牲にするさ
君の側にいるためならば
夜になると警告の声が聞こえてきて
僕の耳元で、金切り声で繰り返すのさ
「分からないのかい? お馬鹿さん、勝ち目がないってことが
頭を使って、しっかり現実に目覚めたらどうなんだ?」
でも、そうする度に、君の姿が頭に浮かび
始める前にやめてしまう
何故って、君に僕は首ったけだから
そうとも、僕は君に首ったけなのさ


(ミスター・ビーン訳)


シナトラ


マイケル・ブーブレ


キャスリーン・マクフィー


ダイアナ・クラール












12.Only the Lonely オンリー・ザ・ロンリー

sinatra

1958年のアルバム「フランク・シナトラ・シングズ・フォー・オンリー・ザ・ロンリー(Frank Sinatra Sings for Only the Lonely)」の中の標題曲。
作詞はサミー・カーン(Sammy Cahn)、作曲はジミー・ヴァン・ヒューゼン (Jimmy Van Heusen)。




Each place I go only the lonely go
Some little small cafè
The songs I know only the lonely know
Each melody recalls a love that used to be
The dreams I dream only the lonely dream
Of lips as warm as May
That hopeless scheme only the lonely scheme
That soon somewhere you'll find the one that used to care
And you recall each fun time
Those picnics at the beach when love was new
It well could be the one time
A hopeless little dream like that comes true
If you find love hang on to each caress
And never let love go
For when it's gone you'll know the loneliness
The heartbreak only the lonely know


僕が行く場所は、寂しい男だけが行く場所さ
そこはこじんまりとしたカフェ
僕が知ってる歌は、寂しい男だけが知ってる歌だ
どのメロディーも昔の恋を思い起こさせる
僕が見る夢は、寂しい男だけが見る夢
五月のように温かい唇とかね
あの叶いもしない企ては、寂しい男だけが思うのさ
じき、どこかで昔愛してくれた人が見つかるという思い
すると楽しい頃が一つ一つ蘇るんだ
愛し始めたころの浜辺のピクニックのこととかね
それが一回限りってこともある
でも、もし一つ一つの愛撫にしっかり愛が込められていれば
叶いもしないちっぽけな夢も本当になるんだ
だから決して愛を手放してはいけない
何故って、愛が消えたとき、その寂しさが分かるから
寂しい男だけが知っているあの心の痛みが分かるから


(ミスター・ビーン訳)

sinatra


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