今年は暖冬になると言う予報は見事に裏切られ、厳しい寒さが続いています。そんな折節、一日も早い春の訪れを願って、今日は
「早春賦」
を聴いてみたいと思います。
1913年の曲で、作曲は中田喜直さんの父君、中田章さん。作詞は、当時「尋常小学唱歌」の作詞委員代表であった吉丸一昌さんです。
この曲は2006年から2007年にかけて文化庁と日本PTA全国協議会が選定した「日本の歌百選」に選ばれており、信州の安曇野のあたりの早春の情景を歌った歌とされています。
早春賦
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
氷融け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空
春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か
NHK東京放送児童合唱団
ダークダックス
村治佳織(ギター)