今日はその第1弾として、前々から気になっていた曲
「セカンド・ワルツ(Second Waltz)」
ソ連の時代の作曲家で、20世紀最大の作曲家の一人、ショスタコーヴィチの作品です。
ショスタコーヴィチというと、交響曲第5番に代表されるような重厚な作風が特徴ですが、意外なことにポピュラー音楽にも深い愛着を抱く人でもありました。
そんな彼の一面が現れているのが、1938年に作曲された「ジャズ組曲第2番」です。その組曲の第6曲が、今日ご紹介する「セカンド・ワルツ」です。
ただ、この組曲は第2次世界大戦によってオーケストラの楽譜が消失しており、2000年になってようやくピアノ総譜が発見されました。そのピアノ譜にイギリスの作曲家G・マクバニーがオーケストレーションを施し、2000年9月9日、ようやく初演に漕ぎ着けたといういわくつきの曲です。
特にこのなにか侘しくうらびれた郷愁を誘う「セカンド・ワルツ」は、アンドレ・リュウがコンサート毎にこれを取り上げ、広く世界に知られるようになった曲です。
今日は、2011年のオランダ、マーストリヒトでのコンサートからアップしてみました。
![andre rieu](https://stat.ameba.jp/user_images/20140909/00/jaimeen/a8/0b/j/o0300017013060934957.jpg?caw=800)
Alain Delon & The Second Waltz