前回は当時シュトラウス2世と人気を二分したツィーラーのワルツ「ウィーン市民」を取り上げましたが、そうなるとこの曲を外すわけにはいきません(笑)
ヨハン・シュトラウス2世のワルツ
「ウィーン気質(Wiener Blut)」
ただし、この曲はミヒャエル広場での「ウィーン・ライヴ・コンサート」では演奏されなかったので2011年のウィーン・ライヴの演奏をアップしておきました。
このワルツは、1873年4月、オーストリア大公女ギーゼラとバイエルン王子レオポルトの婚礼の祝賀舞踏会のために作曲されました。
曲が大好評だったためシュトラウス2世はこの曲を含め、自身の旧作をオムニバス形式に集めたオペレッタ「ウィーン気質」の作曲に着手します。ところが1899年、シュトラウス2世が死去。オペレッタは未完に終わったのですが、友人の指揮者アドルフ・ミューラーが後を引き継ぎ完成させました。
今日は、2010年8月、ウィーンのシェーンブルン宮殿で開かれたウィーンフィル・サマーナイトコンサートの映像もアップしておきました。指揮はフランツ・ヴェルサーメスト。
アンドレ・リュウの映像と併せてお楽しみ下さい。
アンドレ・リュウ(2011年、ウィーン・ライヴ)
フランツ・ヴェルサーメスト(2010年、ウィーン・フィル、シェーンブルン宮殿)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(ベルリン・フィル)