*中欧の旅(18)ーウィーン②ー* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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8月13日、午前中はホテルの近くにあるシェーンブルン宮殿の見学です。

先ず、youtubeの映像でその全景をご覧ください。




この宮殿は、1695年レオポルド1世が夏の離宮としてハプスブルク家の
狩猟の森に建てた宮殿です。建設当時はバロック様式でしたが、マリア・
テレジア
がこの宮殿を居城にすることに決めて、ピンクの壁をイエロー
に塗り替え内装はロココ様式に統一するなどの増改築をおこないました。

ウィーンの市内からですと地下鉄U4号線に乗りシェーンブルン駅で下車
します。
庭園は東西約1.2㎞、南北1㎞の広大なもので、東京ドーム約36個分の
面積があります。建物は部屋数が1,441室あり、両翼の端から端まで180m、
正面右側翼には宮廷劇場もあります。
広いフランス式庭園を挟んで宮殿の真向かいの丘にはグロリエッテとい
う対プロイセン戦の勝利と戦没者の慰霊のために建てられた記念碑があ
ります。

宮殿の外壁は最初金を塗る計画だったのですが、マリア・テレジアが財政
状況を考慮し、黄金に近い黄色にしたそうです。この色をテレジア・イエ
ローと言いますが、マリア・テレジアが好んでいた色というわけではあり
ません。

シェーンブルン宮殿は観光客に公開されている2階部分を除いた居室が、
賃貸住宅として一般に貸し出されていて住民がいるそうです(笑)
ウィーンの住宅問題の解決方法として考え出された政策ですが、居住に
不便な部分もかなりあり住宅物件としての人気は低いとのこと。
ただ、官舎として使われているので、入居できるのは公務員に限ります。
2LDK、100㎡、家賃は日本円で4万7千円だそうですからかなりの格安
物件ではありますね。(以上ウィキペディアより)


$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-シェーンブルン宮殿全景
$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-シェーンブルン宮殿
宮殿全景

$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-シェーンブルン宮殿中央
宮殿中央部、屋根にハプスブルク家の紋章「双頭の鷲」の像があります


$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-宮殿と馬車
宮殿にはやはり馬車が似合う(笑)

$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-グロリエッテ

$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-グロリエッテ
フランス庭園の先にあるグロリエッテ

$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-グロリエッテ
グロリエッテ近景

残念ながら、内部は撮影禁止(ウィーンは殆どの建物が内部は撮影禁止に
なっているようです)ですが、舞踏会が催された豪奢な大広間、当時の最新
技術を駆使した巨大な鏡のある「鏡の間」、マリア・テレジアの夫フランツ・
シュテファンの部屋だった「漆の間」などがあります。夫との間に16人の
子供(末の娘がマリー・アントワネット)をもうけたマリア・テレジアは、
夫の死後は残りの人生の多くの時間をこの部屋で喪服のまま過ごしたそうで
す。


$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-大広間
大広間

$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-鏡の間
鏡の間

$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-漆の間
漆の間

では、最後にこの宮殿にふさわしい音楽で締めくくりましょう。

モーツアルト交響曲第41番

「ジュピター」

第1楽章をどうぞ。