*中欧の旅(17)ーウィーン①ー* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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好きな音楽の話題を中心に、気の向くままに書いていきます。

チェコの世界遺産、チェスキー・クルムロフから再びチャーター・バス
に乗った我々は4時間後、夕方の7時過ぎにウィーンに到着します。

投宿したホテルはシェーンブルン宮殿の近くにある「パーク・ロイヤル
パレス・ホテル」。
規模は中規模ですが、最新設備を備えた真新しいホテルです。


$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-パーク・ロイヤルパレス・ホテル

各自、それぞれの自室で1時間程休憩した後、我々一行は夕食を食べるため、
ウィーン名物のホイリゲに向かいます。
ホイリゲというのは、オーストリア東部に見られるワイン酒場のことで、ワ
インの造り酒屋が自家製のワインを売り、簡単な家庭料理をセルフ・サービス
方式で提供する店のことです。
17世紀後半、トルコとの戦争でウィーン市内ではワインが手に入らなくなった
ため、ウィーンの人々が郊外の農家に自家製ワインを買い出しに行くようにな
ったのが起源とされています。

ところが、最近ではホイリゲ風レストランがホイリゲと名乗って主に観光客を
相手に営業を行い、我々が行ったのはまさにその類の店でした。
しかし、中に入るとヴァイオリンを抱えて、やってくる観光客の国に合わせて
色々な曲を弾きまくる楽師さんがいて、まさに飲めや歌えの大騒ぎでした
(笑)

我々の行った店とは違いますが、youtubeにホイリゲの映像がありましたので
先ずそれをご覧ください。




$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-ホイリゲ入口
ホイリゲ(風レストラン?)の入口

$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-ホイリゲの楽師
楽師はそれぞれの国の観光客が集まるテー
ブルに行っては、その国の歌を演奏します。
我々のテーブルに来たときは「桜、桜」「上を
向いて歩こう(スキヤキ)」等、他に2、3曲
演奏してくれました。



食事はよく言えば素朴、ソーセージを中心とした軽いものでした。味は、まあ
普通。食事よりは、ワインを飲んでおしゃべりをし、歌を歌って楽しむという
のが目的という感じです。


$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-ホイリゲの食事

$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-ホイリゲの食事

$ミスター・ビーンのお気楽ブログ-ホイリゲの食事

さて、1時間半ほどホイリゲの雰囲気を楽しんだ後、ホテルに戻ります。
ホイリゲには色々な国の観光客が来ていましたが、やはり日本人は大人
しいですね。
特に賑やかだったのはロシア人の一行。我々が帰るときにロシア民謡カ
リンカの大合唱で送ってくれました(笑)

明日は、ホテルのすぐ近くにあるシェーンブルン宮殿の見学とウィーン
市内の散策になります。

では、最後にウィーンと言えばこの人、ヨハン・シュトラウス1世

「ラデッキー行進曲」

を聴いてお別れします。

この作品は、1848年作曲、北イタリアの独立運動を鎮圧したヨーゼフ・
ラデッキー将軍を称えて作曲された行進曲です。
ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートではアンコールの最後に
必ず演奏される定番曲になっていますね。