この題名のついた歌は沢山ありますが、おそらくその元祖
ではないかと思えるのがこの曲です。
「初恋」
音楽教育家・作曲家・伴奏ピアニストであった越谷達之助
(こしたに・たつのすけ)が1938年に発表した歌曲集「啄木
によせて歌える」の中の第一曲です。
歌詞は啄木の歌集「一握の砂」の中の一首です。
砂山の
砂に腹這(はらば)ひ
初恋の
いたみを遠く
おもひ出づる日
今日は、日本の国民的ソプラノ歌手と言っても過言ではない
鮫島有美子さんの歌唱で聴いてみましょう。
ちなみに、伴奏はご夫君のドイツ人ピアニスト、ヘルムート・
ドイチュ氏です。