*王様と私(9) ーシャルウィー・ダンス?(Shall We Dance?)ー* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

ミスター・ビーンのお気楽ブログ

好きな音楽の話題を中心に、気の向くままに書いていきます。



チャン王妃の言葉に心を動かされたアンナは、苦境に立たされた王のお役にたちたいという気持ちで王の部屋に入ります。
王様は英国の侵略を防ぐ手立てを思いあぐね、険しい顔で部屋を歩きまわっていました。

アンナはシャム王が決して野蛮人などではないことを証明するために、新任の英国大使を宮殿に招待し西洋式の豪華なパーティーを催すことをそれとなく提案します。王はアンナの提案を喜んで受け入れパーティーの準備をアンナに一任します。

パーティーは大成功をおさめ、英国大使以下招待客はすっかりシャム王を見直し、その偏見を改めます。パーティーの席上、王様はアンナへの感謝の印として王宮の隣にレンガ造りの立派な家をアンナに与えることを約束します。

ところで、パーティーでは余興の一つとして「アンクル・トムの小屋」を下敷きにした芝居が演じられます。その芝居を演出し語り部を演じたのは他ならぬタプティムでした。
タプティムはその芝居を通じて、シャムの奴隷制度を鋭く批判したのです。王様はひどく腹を立てましたが、招待客には大好評でパーティーの成功の一因となりました。

また、パーティーの当日、タプティムの恋人ルンタは車夫に変装して宮殿に忍び込み首尾よくタプティムを車に乗せて連れ出し、二人は宮殿から逃走します。

パーティーの後部屋にやってきたアンナに、王様はさらなる感謝の印として指に嵌めていた豪華な指輪を贈りアンナを感激させます。それは、王とアンナの間にほのかな愛が芽生えた瞬間でした。

それから、話はシャムとイギリスの結婚制度のことに及び、女は男を喜ばせればそれで十分なのだという王様に対して、アンナは一夫多妻制などはもっての外で、真に愛し合う男女が添い遂げるのが正しいのだと主張します。

そして、自分が初めて社交界にデビューしダンスに誘われたときの様子を歌います。






「シャルウィー・ダンス?(Shall We Dance?)」


Shall we dance?
We've just been introduced,
I do not know you well,
But when the music started
Something drew me to your side.


紹介されたばかりですから
あなたを良くは知りません
でも、音楽が始まると
何故かあなたが気になったのです



So many men and girls,
Are in each others arms.
It made me think we might be
Similarly occupied.


あんなに沢山のカップルが
身体をあずけて踊っています
僕たちも
そうしてみたらどうでしょう


Shall we dance?
On a bright cloud of music shall we fly?
Shall we dance?
Shall we then say "Goodnight and mean "Goodbye"?
Or perchance,
When the last little star has left the sky,
Shall we still be together
With our arms around each other
And shall you be my new romance?
On the clear understanding
That this kind of thing can happen,
Shall we dance?
Shall we dance?
Shall we Dance?


踊りましょうか?
輝く音楽に乗って、飛びたってみましょうか?
踊りましょうか?
それから「おやすみ」と言って終わりになるのかな?


それとも、ひょっとすると
最後の星が姿を隠すまで
僕たちは踊っているのだろうか?
互いの腕に身をまかせて
そして新しい恋が生まれるのだろうか?

そんなこともあるかもしれないと
胸躍る思いで
踊りましょうか?
踊りましょうか?
踊りましょうか?

 
(ミスター・ビーン訳)




ペタしてね