『地上を歩いた神 シルディ・サイババの生涯』(ランガスワミ・パルタサラティ著、渡部英機・訳、siba・編 )
【シルディの現在】(57)
ウダウ・マダヴァ・ラオは、父親が住んでいたのと同じ家に住んでおり、老齢のため、多くの話はできないが、ババが1度彼の家を訪問して親しく接したことを、訪問者達に報せたがった。
それは、彼の父親が蛇に噛まれた時だった。ババは来て、ウディを噛まれた箇所に付け、シャマに、翌日モスクにアラティのために来るように言った。
彼の話によると、彼らの家はモスクに近かったので、彼の母親が家で大きな声を出すと、ババはその声が聞こえた。バル・ガンガダル・ティラクが彼らの家に来て、シャマは彼をババのところに連れていった。ババは数カ国語が話せた、と彼は言っている。ババは訪問者の言語で、英語やヒンディー語、ウルドゥ語やマラティ語で会話した、と言う。
(続く)