『地上を歩いた神 シルディ・サイババの生涯』(971) | 奇跡の聖者 シルディ・サイババ

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Om Sai Sri Sai Jai Jai Sai

『地上を歩いた神 シルディ・サイババの生涯』(ランガスワミ・パルタサラティ著、渡部英機・訳、siba・編 ) 

 

【私の墓が話すだろう】(105)

 

 

 ババの生涯の様々な段階を考えた時、1886年の前と後で目立った違いがあることがわかる。

 1886年より前は、重点は彼の近くにいて、リナヌバンダ(誕生前の絆)に結ばれた人達の利益に置かれていた。

 1886年以後、多数の帰依者が恩恵を受けるために訪れるようになった。ある筆記者によると、主要な恩恵は、ヒンズー信仰それ自体の内部での統一と、イスラムそれ自体の内部での統一だった。

 ババの意図は、両宗教の浄化と純化によって、世界信仰となり得る1つの共通中心宗教あるいは信仰を形づくることだった。それは、対立している信仰を統一するという、インドの国の問題を解決する助けになるものだった。

 ババは、この目標を成就させるほど十分長く生きなかった。

 

 

 (続く)