『地上を歩いた神 シルディ・サイババの生涯』(ランガスワミ・パルタサラティ著、渡部英機・訳、siba・編 )
【私の墓が話すだろう】(104)
彼の当惑させる言説は帰依者達を混乱に陥れた。
ババはある日、村の金持ちの帰依者に話した。「盗人達が村に入って来ようとしている。防護策を取りなさい」。
その帰依者はババの言葉を、村が文字どおり、盗人達の脅威にさらされようとしていることを言っていると思い、自分の住居の周囲の防護を強化した。しかし、盗人達とは伝染病のコレラであることがわかり、その金持ちは最初の犠牲者となった。
しかしながら、ババはそれは7人の犠牲者を要求するだろうと言って、コレラを抑制し、そのとおりのことが起こった。
(続く)