『シルディ サイババ アバター ~その総括的プロフィール~』 (23) | 奇跡の聖者 シルディ・サイババ

奇跡の聖者 シルディ・サイババ

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『シルディ サイババ アバター ~その総括的プロフィール~』 (S.P.ルヘラ著、渡部英機・訳、siba・編) 


【7、ババの帰依者】


 (中)



 自分のいなくなった牝馬を、若者のババによって奇跡的に知らされて見つけるという最初の奇跡を体験した(そして、2、3日後ババはパテルの甥の結婚式のグループと一緒にシルディに来て、パテルは生涯ババの帰依者になった)ドゥプケダ村のチャンドバイ・パテルも、モスリムとして再生している。

 彼は密輸業者になり、西海岸の密輸王ハジ・マスタンの一味に入った。彼は密輸業を始めたが、神を畏れる若い妻は夫の生命を心配し、夫を改心させようといつも神に祈った。ある時、シルディ・サイババの霊姿が、彼がアラビア海の高波の中で金や他の禁制品を密輸しようとしていた時に彼を圧倒し、彼を導き、ババの寺院に来るように言った。ついに、彼はシルディ寺院に行き、ババに言われた通り、自分の今までの生き方を止めると誓った。

 再度、彼は悪の道にはまり込んだが、再びシルディ・サイババの霊が彼の世話をし、プッタパルティのスリ・サティヤ・サイババに会いに行くよう命じた。2、3年後、ついに彼は法律を守る平和な市民となった。ババの憐れみ深い恵みによって、生き方を変えた彼の感動的な物語は、1992年6月にスリ・サティヤ・サイババの前で(バンガロール)カドゥゴディ、ブリンダーヴァンでのインドの文化と霊性の夏季講座で、スリ・サティヤサイ高等学問研究所の卒業生によって話され、著者も出席してそれを聞いた。

 これらの人達のように、シルディ・サイババの時に帰依者であった他の多くの人が再生しているようである。



 (続く)