3年前に中学受験が終わって、同級生達は高校受験の時期となりました。

良くある話ですが、スーパーなどで妻がママ友に会うと良く言われるのが

「うちも中学受験しておけば良かった。得だよねー。」

だそうです。

「高校受験だと付属の高校の偏差値が(中学受験の偏差値と)比べものにならないくらい高くて・・・。」

と続くそうです。残念ながら何も分かっていない。厳しい言い方ですが、(妻は言わないですが)

私に言わせれば、そんなこともわからないから、その程度の高校しか受験出来ないんだよ。

妬むだけならまだしも、言うに事欠いて、「ずるいよねー。」って何がずるいのか。

 

首都圏(1都3県)で17−18%が中学受験をします。ご両親もそれなりに教育に意識を高く持たれている家庭が多数でしょう。

この優秀層がゴッソリ抜けた後の偏差値が高校入試の偏差値です。つまり優秀な学生が減った状態なので

模試にも依ますが、付属高などでも高く出ます。しかも高校の進学率はほぼ100%なので

勉強しない学生も多く受けている(強制的に受けさせられている)模試などでは驚く数値が出ます。

それは母集団を考えれば当然のことです。偏差値の定義(仕組み)を考えれば自明でしょう。

(ちなみに大学受験では進学率が60%なので偏差値は上位校でも下がります。正規分布の裾野が狭まる感じですね。)

 

当然、こんなことをスーパーの立ち話で教えてあげても理解できない

(そういう人に限ってご自分に話ばかりをしたがってそもそも人の話を聞かない!)

でしょうから相手にせずに「頑張って下さいね」といって帰ってくるようです。

その話を妻から聞いて、そういう人が近くにそれなりにいるところに住んでいるを残念に思った次第です。