ようやく,パネルラジエーターのサイズが決定。
前回記載のものより容積比で17.3%アップ,平均温水35℃での暖房能力比18.3%アップです。
これで,あくまで計算上だが,太陽熱,電気製品からの熱,人体から発せられる熱(1人約100w)を考慮せずに,平均温水35℃で24時間全館暖房が可能となる予定。ちなみに1シーズン(11月1日~4月30日までの半年間)の暖房費は,上記の付加熱を考慮せずに,約71300円と試算。(昨冬の東京の各日の平均気温-0.5℃から算出。室温22℃。)
ちなみに,灯油ボイラー(65℃→55℃)の場合のパネルラジエーターと比べると,容積比約9割アップでした。

ここまで来るのに半年・・・苦労しました。
パネルラジエーターの性能が詳細に公開されていれば良かったのですが,正直,情報不足です。
まぁ,普通の消費者は,専門家にこのサイズでOKです。と言われれば,それで納得するのでしょうが,
私は職業柄か,それだけでは納得出来ずに,その根拠が必要となります。
まして,一度設置したら取り換えるのには大がかりな工事となります。住宅本体にも影響を及ぼすものです。多くの人は最初で最後の買い物となるわけで,どの程度のものでどの位の性能なのかはさっぱり想像できません。エアコン買うのとは訳が違うわけです。エアコンでさえ,各社,細かいスペックまでカタログで公表しています。最近は,エアコンの部品がどこの国で作られたかまで公表していますね。食品に至っては言わずもがな。

そこで,エコヌクールを制作している三菱電機さんとパネルラジエーターを制作しているピーエス工業さんには,かなり電話をしまくりました。両者とも懇切丁寧に御説明下さり,満足の行く買い物になったと思っています。ピーエス工業さんには,各営業所に電話を掛けまくって御世話になりましたが,是非,パネルラジエーターのスペック表示・公開を期待します。(でも,ここまで要求する客も滅多にいないのでしょうねぇ・・・。)