経営における理論や思考を通じて

 

実践に役立てる情報を発信します。

 

 

 

変革への挑戦を応援するコンサルタント

 

荒井竜哉です。

 

 



 

昨日の日経平均

 


昨日の日経平均の終値は3万5577円

 

前日比527円高と大幅に上昇しました右上矢印

 

 

 

5営業日連騰で、

 

この間の上げ幅は2179円にもなります。

 

 

 

米国の長期金利が4%を下回り、

 

日米の金利差が縮まったことで

 

日本円の魅力が

 

相対的に上昇していました。

 

 

 

その結果、円高・ドル安が進み、

 

自動車など輸出関連株が下落しましたが、

 

前々日に引き続き半導体関連が上昇し、

 

日経平均を押し上げています。

 

 

 

この日、特に注目されたのは

 

ファーストリテイリングで、

 

海外事業の業績回復が著しく

 

直近四半期の利益

 

前年と比べて27%も増えました。

 

 

 

これを受けて同社の株価が大幅に上昇し、

 

同社だけで日経平均を230円

 

押し上げたようです。

 

 

 

 

「マーケットイン」から「ユーザーイン」へ

 

 

日本企業の競争力の向上を目的に

 

優れた企業を表彰する「ポーター賞」

 

 

 

 

 

 

昨年末、イベントがあったようで、

 

そのインタビュー記事が

 

新聞広告に出ていました。

 

 

 

その広告に受賞企業のひとつ、

 

アイリスオーヤマが掲載されており、

 

大山社長

 

マーケットインとユーザーインの違いについて

 

説明されていました。

 

 

 

マーケットインは、

ユーザーインよりマクロな視点と言える。

 

小売店の意見を聞くのは大切だが、

小売店は生活者の代弁者ではない。

 

生活者のニーズに応える商品を

開発するには、

生活者一人ひとりに

焦点を合わせることが大事だ。

引用:ポーター賞

 

 

 

 

そして同社のユーザーインを代表する商品として

 

透明の衣装ケースを挙げられており、


透明にすることで中身が探しやすく、

 

日常や衣替えのときの利便性が支持された、

 

と紹介されています。

 

 

 

 

 

個人の行動や感情、心理まで踏み込んだ「没入」への挑戦

 

 

商品中心のプロダクトアウトから

 

消費者中心のマーケットインへ、

 

そして利用者中心のユーザーインへと

 

商品・サービス開発の視点は

 

移り変わってきたわけですが、

 

 

 

最近はさらに踏み込んで

 

個人の行動や感情、心理まで考慮された

 

没入価値(ゲットイン)なるものが

 

注目されているようです。

 

 

 

 

 

 

 

上記の記事では具体例として、

 

レストランで食事をするだけでなく

 

本人が劇の登場人物として

 

事件に巻き込まれてしまう

 

「豪華列車はミステリーを乗せて」

 

 

 

 

 

東京・お台場のヴィーナスフォート跡地に

 

今年3月にオープンする

 

「イマーシブ・フォート東京」

 

が紹介されています。

 

 

画像:イマーシブ・フォート東京

 

 

 

 

「イマーシブ」とは没入感の意味で

 

まさに没入価値を提供するものです。

 

 

 

この具体例のいずれも

 

これまで数多くの事業で成功を積み上げてきた

 

マーケティング会社・刀が手掛けるもので

 

同社は統計などの数学的手法も取られていて

 

そのアプローチを真似することはとても難しそうです。

 

 

 

ただ、前回のブログにも書いた

 

アサヒビールの商品開発のように、

 

 

 

お客様が本当にワクワクしているかどうか

 

を判断基準に

 

絶対に市場で認められる価値がある

 

ものに取り組むことは

 

どの企業でも可能なんじゃないかと思います。

 

 

 

ニーズの多様化が進んできた今、

 

より個人の行動や感情、心理に目を向けることの

 

重要性が増しており、

 

商品・サービス開発や提供において

 

これらを無視することはできないように思います。

 

 

 

 

 

荒井 竜哉

パラレルワークで経営と現場の両面からマネジメントを支援します。

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IBS CONSULTING (for Improving our Business & Society)
中小企業診断士
ITコンサル会社勤務