地球に迫る脅威と政治的な問題で揺れるマキシマ・オーバードライブ開発。でも現場にあるのは人間の心です。そして宇宙規模の発明に物語は意外な展開を迎えます。


▼開発者ヤオ博士の夢

実験続行の圧をかけてきた3人目は開発者のヤオ博士でした。
「まだ有人実験は早いんじゃないの?」と言われれば「まだ実用段階じゃないってゆうのか!!」と怒り
「被験者に影響は無いのか?」と問われると「人類未到達領域の技術なんだからそんなのわかりませんよ」と他人事のように言い放ち
「なんですかその態度は⁉︎同じ科学者として許せませんよ‼︎」とGUTSのホリイ隊員が詰め寄ると「解析があるので…」と逃げる。
第一印象はすごく嫌〜な感じの人なんですよね。

ただこのヤオ博士は本心を隠しがちな人で、本当は熱心に科学の発展を願っている人なんです!
主人公のダイゴ隊員がマキシマに興味津々な様子を見て嬉しそ〜に笑ったり。
博士は実は「誰も見たことのないような凄い船をつくりたい」という夢を持っていて、その情熱で20年もかけてマキシマを開発した とてもロマンのある人物なのです。。
それに マキシマを積んだアートデッセイ号をいざ実戦に投入しようってときも「マキシマは戦争のために作っているのではない!」と反発したりですね、心の中では科学が争いに使われることを非常に嫌っているんです。
この情熱を周りの人も理解するようになって、博士に詰め寄っていたホリイ隊員とも和解します。。(なんで最初あんなに非道な態度だったの…)


▼機械島襲来! マキシマ砲の誕生

マキシマの開発が進む中、宇宙から直径3kmもある宇宙船「機械島」と大量の人間大ロボット「ゴブニュ」が飛来し TPC本部と日本が襲撃されます。

その猛烈な攻撃とあまりの大きさに、サワイ総監がついにアートデッセイ号の出撃をGUTSに命じます! 反対するヤオ博士の気持ちもホリイ隊員が汲んで、マキシマ・オーバードライブでアートデッセイ号が宇宙へと飛び立つんです!!熱い!!←

ところが機械達はマキシマ・オーバードライブに呼応して活性化するという謎の特性を持っていて。しかも機械島の装甲が強固すぎてアートデッセイ号に積んでる大量の通常兵器でも歯が立たない! 逆に機械島の中に閉じ込められてしまいます。

そこで基地にいるオペレーター担当の科学者・ヤズミ隊員がゴブニュの破片を解析すると、驚きの事実が判明します。
機械島とロボット達は、"禁じられた力"が使われた時 その使用者を消去する『保証システム』だというのです。

マキシマ・オーバードライブは「陽子と反陽子をぶつけ合って光を推進力にする」という原理らしいのですが、宇宙のどこかの発達した文明が先にこの原理を発見、その強すぎるパワーを危険視して「他にマキシマを発明するような文明がいたら先に攻撃して滅しちゃおう!」と作ったのが機械島だったんですね〜〜〜
なんて壮大な世界観!!物理科学の法則は全宇宙で同じなんだな〜と妙に感心するところでもあります。

そしてピンチはチャンス。マキシマで活性化するのなら、マキシマを逆位相に回転させマイナスのエネルギーを与えれば相手を無力化できる!とヤズミ隊員が閃きます。ヤオ博士も感心しきりです。
実験機のマキシマオーバードライブを使った無力化作戦は見事成功、アートデッセイ号は脱出します。

ところが今度はティガがピンチ!巨大化したゴブニュに掴まれ絶体絶命!!
ここでアートデッセイ号に乗るホリイ隊員がある案を考えます。それが、マキシマオーバードライブと主砲を繋いで強力なエネルギーを武器として放つ『マキシマ砲』のアイデア。
そのシステムがアートデッセイ号には備わっていたのですが、安易に武器転用されたくなかったヤオ博士は長官達にも黙っていたんですね〜色々隠すヤオ博士。。

ここでホリイ隊員
「科学や技術は使う側の意思でその価値は決まる、違いますか」
それを聞いたヤオ博士
「君に任せるよ」
開発中に博士が抱いていた不安も GUTSの科学者達の心が払拭していったんですね。。

このホリイ隊員の台詞は、研究科学や技術開発のエピソードが多いティガ・ダイナでの核心的なメッセージですし、現実世界でもその通りだなぁと思う台詞です。
こうして発射されたマキシマ砲の威力は凄まじく、ついにティガと共に機械島を完全破壊するのでした。。


▼TPC:世界平和連合の組織と武装の拡大

この事件のあと、マキシマ砲の使用機会は数えるほどもありません(1回だけあるらしいです…確認中)。強すぎる力は安易に使わないのです。
ただ頻出する怪獣災害や侵略攻撃に対抗して軍備が拡充する中、メインコンピュータがハッキングされて危ない感じになったり、民衆の動きをコントロールしたがる参謀が違反で処分されたりと 組織が大きくなるにつれだんだんと歪みが出てきます。
それでも人類が自らの武器で自滅の道を辿らなかったのは やはり平和のカリスマ・サワイ総監の存在が大きいと思います。

そもそも科学者の協力で設立されたTPC自体, サワイ総監が集めた人材が多く、GUTS隊長も元は研究者でサワイ総監とは旧知の仲なのです。
さらに驚くことにヨシオカ局長もサワイ総監とは20年来の仲。攻撃的な危ない人かと思えば根っこのところでは平和への想いを同じくしているんですね。
そういった信頼のおける人材の下にまた頼れる隊員達が集まってガッチリ固まってるのがGUTSのいいところですよね〜
科学と武力の恐ろしさを理解する人達が最前線で頑張っていたからこそ 人類が最後まで団結して戦えたのかなと思います。。

しかし7年後、時代は変わり組織も様変わりしていきます。
また マキシマ・オーバードライブの開発で文明として一定のレベルに達したせいか、宇宙からの制裁じみた攻撃が増えていく…それがウルトラマンダイナの世界です!

次回はいよいよTPC史上最悪の汚点となったネオマキシマ砲の事件へと進みます!