NHKさんの「映像の世紀バタフライエフェクト」の最近の「イギリス王室」と「ビートルズの革命」の回から、
ジョン・レノンさんは「音楽」でビートルズが世界的に有名になった今こそ、イギリスが戦争で不当に手に入れた物事に対する贖罪をジョン・レノン自身が果たそうと平和活動に傾倒していったのは、
一種の恩返しのような行いだったのではないだろうか?
そう考えるようになった。
ジョン・レノンさんのWikipediaを見ると、
ジョンとしては別に大英帝国の為に音楽活動してきた訳ではないけど、大英帝国としてはジョン等のビートルズの活動が大英帝国の役に立った!と判断されて勲章をもらうことになったのだろう。
だから、なおさら、「大英帝国の戦争による植民地支配の片棒を担がされた」という事に腹を立てたのかもしれない。
最近の「イスラエルとパレスチナ問題」も元はと言えば「大英帝国イギリスの三枚舌外交」の為、第二次世界大戦の後から今なお続く「中東戦争」の根本的な原因を作ったのがイギリスだから、この事に対してもジョンが責任を感じて、「中東戦争を止めなければ」と思ったとしても不思議ではないだろう。
ジョン・レノンとヨーコ・オノの「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」
や
ジョン・レノン「イマジン」にしても、
戦争を止めて、平和になって欲しい!
それだけが目的の名曲だと思う。
一時、ビートルズがインタビューで「ビートルズがキリストより有名」という言葉だけが独り歩きして叩かれた事もあったらしいけど、
別に大それた考えではなくて、
単純に「キリストくらいビートルズは有名になったのだから、キリストが世界を救おうとしたように、ビートルズも音楽の力で世界を平和にできたら良いのに!世界的な人気絶頂の今なら、そんな【奇跡】が起きるかもしれない!」
そう考えて「音楽の力」に賭けて、平和活動に全力で取り組んだのではないだろうか?
世界的な大国の軍事力による戦争を止めるのは普通は同程度の強大な軍事力を相手国が持つ以外に「力による解決法」は存在しないだろう。
インドのガンジーが「イギリス大英帝国の植民地支配から解放できたのはイギリスが第二次世界大戦で疲弊したのが第一条件だった」かもしれないけど、
マスコミを使い世界中からイギリスが非難される状況を作り出した「世界世論」の力による解放も大きな要因の一つと思う。
ジョン・レノンさんもこれと同様の流れをビートルズ音楽の世界的な大成功したからこそ、
世界世論を音楽の力で動かせるのではないか?
という可能性に賭けたのだろう。
という感じに、最近のNHKさんの「映像の世紀バタフライエフェクト」は一見するとバラバラの別の話題なんだけど、
組み合わせると、世界平和を実現する新しい仕組みの発明か何かに役立ちそうなヒントを与えてくれてる気がしてならない。
以上です。#####