この機会に何して遊ぼうかな~。
こういうときは運動不足解消も兼ねて、カメラを持ってお散歩だ。
ちょっと前までは休みの度にお散歩してましたが、子供が出来てからはご無沙汰ですよ。
どこに行こうかな。
そういや昨日、お城の石垣を塗ったんですが、ちょっとイメージと違うような気がしたんで、実物を見に行こうそうしよう。
朝食もそこそこに装備を整えて出撃。
お堀(三の丸)に到着。

今回は、ほとんど利用されない山の北西側から登るルートを選択。
登山口。

ずんずん登っていきます。

15分も歩けば、本丸下に到着です。


もすこし歩くと乾門。ここからがホントの本丸です。

石垣の観察をしておきましょう。
うーむ。ガルグレーかな?
下半分は黒く汚れてますね。
草なんかも生えてますね。


天守下から。
この辺りの石垣は綺麗です。メンテが行き届いているのでしょうか。

天守のアップ。手摺りを自作せねばならないので(キットのはとても使えないので)資料として。

雲ひとつ無い青空に白亜の天守がよく映えますなぁ。



ここからは市内が一望できます。


さて、下りは南側のメインの登山道から。東側にはロープウェイやリフトがありますが自分の足で。
登山道までにも遺構があります。
これは井筒門。

普通はこの門を左にくぐって本丸を目指しますが、この門を素通りして真っ直ぐ行くと…

もう一つ門があります。隠門といいます。
門を本丸側から見ると、こうなってます。

赤矢印が井筒門。青矢印が隠門。
城が攻められたとき、井筒門に取り付いた敵兵を、隠門から兵を出して側面を突くという発想だそうです。
この門まで攻められてる状況でこの戦術がどこまで有効かは疑問ですが、少なくともこの城が戦の為に作られたことを物語っています。
因みに築城したのは加藤嘉明。賤ヶ岳の七本槍に数えられ、関ヶ原、大坂の陣まで戦い抜いた叩き上げの大名です。この嘉明、三河の出と伝えられるも秀吉政権下では水軍を任せられています。水軍の出ではないヨソ者であるのに、水軍衆を統率しえたというのは普通ではちょっと考えにくいことです。余程水軍の将たる素質があったのでしょうか。
ところで今「加藤嘉明」をWikipediaで調べたら「伊予松山藩主」ですって。
諸侯の所領(とその統治システム)を「藩」と呼称するのは幕末~明治頃からなんですけどねぇ。
この「藩」の呼称が間違って使われてるために江戸幕府が中央集権的な政府であったような印象を受けると思うのですが。
さておき。
続きです。
石垣ウォッチング。
うっすらと苔でも生えているのでしょうか。緑がかってみえます。

おお、排水跡。ちゃんと石垣の一部が排水用に抜かれています。

ずっと下って、麓の二の丸に到着。
ここの石垣は綺麗です。数年前に地震で石垣が崩れたのを補修したためです。

二の丸には御殿がありました。今は跡地が史跡庭園になっています。

さてお城を離れ数分歩くと、この4月にオープンした「坂の上の雲ミュージアム」があります。

安藤忠雄氏の設計だそうです。
入口でこんなコスプレをした職員さんが(この暑いのに)立ち番です。
「秋山真之 中将」という名札がついてました。やる気マソマソですね。
どうやら案内&記念撮影要員です(笑

では入ってみましょう。因みに大人400円です。

展示品は…あんまり豊富ではないですねぇ。
こんなのがありました。
壁一面に「坂の上の雲」連載記事。

その中の挿絵に三笠がありました。
よく描き込んであるなぁ。

こんなのもありました(というかこんなのしか展示するものがないですよね)。
「本日天気晴朗なれども波高し」の電報(複製)。

ミュージアムの廊下から洋館が見えます。

県立美術館別館「萬翠荘(ばんすいそう)」です。

詳細はこちらを参照ください↓

入ってみましょう。


入ると正面にステンドグラス。

1階の部屋。ここは趣味で美術をされてる皆さんが作品展示会などに使ったりします。プラモの作品展示とかさせてもらえないのだろうか?今度問い合わせてみよう。

2階は県立美術館が展覧会会場にしています。上の画像のような部屋が幾つかあり、そこに絵を展示しているわけです。

今日は時間がないので上がりません。
この萬翠荘の裏手には、愚陀仏庵があります。


さて、ここから市内電車に乗って10分程で道後です。
ここには道後公園があり、その中に湯築城跡があります(というか湯築城跡地を公園として整備したのです)。

出土品を展示する資料館。

復元された武家屋敷。

中はこんなふう↓

公園中央には丘があります。
物見櫓でもあったのでしょう。今は展望台があります。

内堀と↓

外堀が↓残っています。

公園の一角に子規記念博物館があります。

実はこの中にも、先ほどの愚陀仏庵が復元されています。どっちか1個で十分だと思うのだが…
さてかなり歩きました。汗だくです。
ここは一発、温泉に漬かって帰ろう。
というわけで、子規記念博物館から徒歩3分で道後温泉本館です。

やっぱり混んでるなぁ。

こういうときは、ここから徒歩3分のところにある椿の湯へ。
これは言うなれば道後温泉別館みたいなもんです。建物がコンクリート造りである点を除けば、浴室の造りなんか本館と殆ど同じ。湯も同じ所から引いてますので同じ(道後地区は本館をはじめ付近のホテルや旅館に、市が同じ湯を供給しています)。お茶やお菓子が出る、ちょっとリッチなコースが無いですけど、今日はそんなもんはいらん。

あー疲れた。
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帰りに模型屋で散財。

フォッケのD型好き~