折角なので観戦記を書いてみる気になった模様ですよ…
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前回からの続き…
見事リタイヤし、這々の体でサービス会場(スタート&ゴールの会場も同じ)に帰還した。
すぐさまHQにクルマの回収タイミングの交渉に行く。なるべく早く回収したいのだ(早く帰りたいのである:笑)。
が、あのSSはあと2回走行するのでラリー終了までは不可と申し渡される(あ、今気がついたけど、こういうのはCROにネゴすべき内容だな)。
仕方ないので、観戦モードに切り替えてラリーを楽しむことにしよう。
さてこの会場であるが、私が帰ってきたときには観客でイッパイであった。

こんな地方で開催されるラリーにこんなに人出があるのに驚きだ。
ラリーファンがこんなにいるのであろうか。それとも単なる冷やかしか。
聞けば400人を軽く越えるギャラリーが詰めかけているんだそうな。
そうこうしているうちに、ラリーカーは2回目のセクションを消化し、ギャラリーステージに帰ってくるとのこと。
いそいそとギャラリーコーナーへ。

会場から最も近い(徒歩5分)のコーナー。SSのゴール付近である。
写ってはいないが画像の右の方にも観客が鈴なり。
また、ここから数分下ったところにもこういう場所があり、そこも人でいっぱいである。
待ちくたびれた頃にラリーカーが帰ってきた。

画像だと分かりにくいが、結構なスピードである。
SSを終えてサービス会場へ向かうラリーカーと、それを見送る親子連れ。

このくらいの子供を連れた家族が多かったのがちょっと驚き。
さて、10台くらい見たところで飽きてしまったので、サービス会場へ戻る。
SSを終えたラリーカーは、次のセクションのために40分間のサービスタイムに入っている。それを見て回るつもりである。
サービス会場では帰ってきたクルマからジャッキアップされ、メンテナンスに余念がない。

リタイヤが多いのからわかるように、かなりハードなラリーである。
帰ってくるクルマもかなりダメージを負っているモノが多い。
↓こんなになってるのも1台や2台ではないのである。

ドライバーの方に聴くと、左右1回づつ刺さったんだそうな(右側もこんな感じ)。
写真を撮らせてくれと頼んだら快くOKしてくれたけど「次はもっと格好いい状態のときに撮ってね」って言われてしまった(笑
このクルマ、ガムテープで必死に修理してスタートしていった。因みにバンパーに空いている大穴は補助灯取り付け用の穴で、壊れてるのでありませんので悪しからず。
サービスタイムが終わり、もう一度ギャラリーSSに行くという手もあったが、もう疲れたのでサービス会場内で各チームのサービスを冷やかして回る。
そこでいろいろ情報が入る。
SS2で転落したのは某タイヤメーカーのワークスチームのランサーで、映画のスタントシーンのように飛んでしまったそうである。クルマは全損。ただしクルーは無事。よく怪我しなかったもんだ。
やがて各車ゴールしてきた。
どうやら優勝はこのクルマ。

中島飛行機のワークスチームである。ライバルの横浜タイヤワークスがWRCに行っててエントリーしてないので、順当勝ちである。
ところでクルマの両側におねいちゃんが立ってるのであるが、こいつらRQなんだそうな。
…露出がすくなーい!(怒)プロならプロらしい格好で立ってて欲しいもんである。まったくもう。
結局、エントリー37台中リタイヤが11台。サバイバルラリーであった。
私がエントリーしていたクラスなんか、5台出走して完走1台!
ゆっくりでもいいから完走してれば2位だったという…。
ま、この世界「タラレバ」を言い出すとキリがないからな!