電話での会話の中で、母が同じ話をよくするようになったのは5,6年前のことだったと思う。
今から思えばあれが認知症の入口だったのだけれど、当時は「歳を取るとこんなものかな」位に受け止めていた。
勿論今は、5年前の比ではないくらい同じ話のループ。
またその話かい・・・と言いたくなるけど、ほんのたまにはそう言ってしまう時もあるけれど、もうそれは言っても仕方ないことだとわかっている。
ただ一つ、勘弁してほしいと思うことは。
母は「嫌な思い出」しか話さないこと。
母のループする話の内容で「楽しかったこと、いい思い出」が出てきたことは一度もない。
常に「誰かに対する恨み話」や「腹が立ったこと」や「自分がいかに酷い目に遭ったか」の話ばかり。
みんなそんなものなの??
老人のループ話って楽しい話は出てこないの??
直接会話をする認知症の人って母くらいしかいないので、わからないのだけれど。
もうね、「誰かに対する恨み」なんて話を延々と聞かされ続けると、本当にメンタルやられます。
楽しい思い出だったら「そうだよね~、楽しかったね~」と相槌も打てるけど。
「そんな嫌な話ばっかり聞きたくない」と何度か言ったこともあるけれど、なんせ母は「昭和の毒親」、娘からの反論は許せないことなので、強く言うとキレまくる。
それが面倒だからこちらもごくたまに、やんわりと注意するだけ。
「嫌なことはすぐに忘れて切り替える!!」
これが、母を反面教師にしている私が日々心掛けていること。
でもこうやってブログに毒吐きしていること自体が、切り替えられてないってことなのか!?