Daryl Hall & John Oates/I Can't Go For That
さてと、いつもの80年代洋楽この1曲シリーズ、今日は80年代では欠かせないこの人たち、Daryl Hall & John Oates/I Can't Go For That 80年代初頭から中盤のアメリカのPOP、ロックを語るのに、ビリー・ジョエルやジャーニーなどとともに、真っ先に挙げていいと思うのが、このホール&オーツだ。ブルー・アイド・ソウルとか言われ、いわゆる白人ソウルミュージックの、80年代代表みたいな言われ方をされる人たちですが、わたしはあんまりソウルと感じたことはなく、POPないい曲をやる人たちと思っています。まあ、80年代洋楽ファンだった人ならほぼ知っているだろう、有名な人達ですので、こんな説明もいらないんでしょうが・・・。わたしが向こうの洋楽にリアルタイムでハマっていた1982年頃、「マンイーター」という曲がよく流れていて、この曲が入った「 H2O 」というアルバムもバカ売れ!わたしが最初に買った彼らのレコードは、マンイーターのシングルと、このアルバムでした。そして、翌年に新曲2曲を入れて出た彼らのベスト盤「Rockn Soul Part1」が出て、これはわたしの愛聴盤になりました。ちなみにCDでも所持していて・・・それもなぜか2枚・・・、未だに良く聴く作品です。プライベート・アイズ、キッス・オン・マイ・リストなど、派手に目立つ有名大ヒット曲がいいのは勿論ですが、年齢を行った今聴くと、意外と染みるのがこの、リズムボックスのリズムに合わせたような、ソウルフルだけれど地味な「I Can't Go For That」だ。この曲は、「H2O」の一つ前のアルバム「プライベート・アイズ」に入っている、そこからシングルカットされた曲で、1981年に全米No1に輝いています。彼らの当時の人気ぶりがわかる感じですが、でも、あれから相当な年数が過ぎた今でも通用する、・・・いや、ソウルミュージックが深く浸透してきた今のほうが、より理解して聴ける音楽な気がします。この曲に限らず、「Rockn Soul Part1」は、捨て曲無しのすべてが名曲ですので、ソウルフルでR&BっぽいPOPが好きな若い方に、ぜひおすすめしたい。