前回、50代のわたしが今選ぶロックのベストを書きましたが、今回は10~20代のバンドマン時代のわたくしに立ち返って・・・と。

 

 

 

 

10代終わりから20代初頭にかけて、わたしはライブハウスでのバンド活動真っ盛りの「活動しているギタリスト」でした。

「俺はパンクスピリットが根底にあるロックな人間!!」・・・そう当時は自称しておりまして・・・

 

まあそんな、意気盛んでエネルギーがあり余り、かつ世の中に対する不満で一杯で爆発しそうだった当時のわたしが、最高にカッコイイ、こういうのがロックって言うんだよ!!って思っていた曲を、当時の記憶を振り返ってみて、選んだ10曲です。

こちらも順不同で。

 

 

Iggy&The stooges/ search and destroy

ご存じ、イギー・ポップ率いるストゥジーズの、これは第二期、1973年デヴィッド・ボウイーが関わったカッコイイなパンク曲です。

ちょいとミキシングが今一つな気がしますが、まあそれもロックの荒々しさが出ていていいかな。

 

 

richard hell & the voidoids/ love comes in spurts
ニューヨークパンクの大物の一人、リチャード・ヘルの最初の1枚「ブランク・ジェネレーション」1曲目のカッコイイ、明るいパンクな曲。

この人は文学青年的な雰囲気があり、作品すべてがこんなのではないのですが、これはまさにライブで狂いそうなパンクなナンバーだ。

 

 

New york dolls/ jet boy

ジョニー・サンダーズがいたニューヨーク・ドールズの、バッドボーズロックンロールなナンバー。

ドールズ自体はもっと荒削りの、アマチュアっぽいライブハウス風パンクハードロックンロールという感じですが、これは結構ありがちなロックンロールではない、独特なアレンジ、メロディーでわたしは特別に好きでした。

 

 

sham69/ borstal breakout

ピストルズやダムドから「まがい物」呼ばわりされていた、ジミー・パーシー率いる、ロンドンパンクのSham69の代表ナンバーの一つ。

まさにピストルズ調の、ザ・ロンドンパンクと言った、こぶし振り上げ怒れ!!なナンバー。

 

 

The clash/ complete control

まあ、定番のパンクなクラッシュ。

彼らの初期の曲では、もうこれ一択なくらい、暴れて盛り上がりたくなる1曲だ。

上のSham69とか、ピストルズと違い、クラッシュは、故ジョー・ストラマーの気質か、どんなにパンクな曲でもどこかドラマティックで胸熱なところがいい。

 

 

The jam/Going Underground

ジャムはロンドンパンクと言うより、ネオモッズ的な、どこか粗削りの中でも美学を感じるバンドですが、10代終わりの頃のわたくしは、ロンドンパンクの中では一番好きなバンドでした。

なので好きな(だった?)曲を一つだけ選ぶのは難しいですが、とりあえずこれかな。

 

 

Ultravox/ new europeans

中学生の頃、デュランデュランやヒューマン・リーグ、ABCが大好きだったわたしは、単純なパンクより、こういうニューウェーブ、エレクトリックPOPの要素があるバンドが好きでした。

このミッジ・ユーロの印象深いカッティングギターに、当時は大きな影響を受けていました。

 

 

Hanoi rocks/ stop crying

やはり10代、20代のわたくしの永遠のフェイバリッド・バンドは、北欧フィンランド発のハノイ・ロックスしかありません。

メタル風に見えて、メタル色はほぼない、どちらかと言えばパンク、ロックンロール風味の、日本人向きPOPロックです。

 

 

Guns and roses/ nightrain

そんなハノイから大きな影響を受けていると、当時は知りませんでしたが、かの世界的バンド、ガンズのファーストに入っているカッコイイナンバー。

まだこのバンドの話題が日本でそれほど盛り上がっていない頃、海賊版のビデオと雑誌のインタビューで見たサイドギターのイジーのロックンロール風の見た目のカッコ良さから、一気に入れ込んでしまったバンドです。

20歳前後の1988年頃はホント、わたしはもうこのバンド一色でした。

 

 


The Cult/ Fire Woman

ガンズで火が点いたハードロックはまりだった20代初期、やはり好きで良く聴いていたバンドで、今でも盛り上がって暴れたくなったらチョイスします。

このパワーはなかなか日本人には出せないんじゃないかと。。。

 

というわけで、前回の50代と比較すると、わたしの音楽の好みも、体力、人生経験とともにだいぶ変わりました。