小学生時代の友人から暑中見舞いが届いたのが7月。渋沢栄一をはじめ、津田梅子や北里柴三郎の新紙幣が新たに発行され、われらの手に届いたころで、連日マスコミをにぎわしていた。実は私も友人も、子供時代、栄一の実家の近くで育ったので、ニュースや特別番組で地名があがると敏感になり、ノスタルジーを感じ、田舎に帰ろうかなあかと思ってしまう。

 

友人の手紙には、今夏、何人かに声をかけ、新札に登場した栄一を乾杯する会をしようと提案されていた。場所は栄一が建築にかかわった帝国ホテル。たまにはちょっと驕ったっていいじゃないかと。埼玉県在住の私は、同級生の住所でわかる範囲の人に連絡を取ってみてほしいと。

 

それにしても暑い日々。外に出るのもおっくう。もう老年の我々、日中出かけるとなると腰が引ける。熱中症にかかったら大変だ。連絡を取りたいが、この暑さにお出かけの勧めには積極的になれない。少し涼しくなったらと、まだ誰にも連絡を取っていない。来月9月になったらと思っているが、台風の来訪が怖い。そんなことを思っていると、集まるのは秋、冬とどんどんのびてしまいそう。面倒だから我々二人で祝杯をあげようか。

 

今朝、久しぶりに涼しい秋風が吹いていた。久しぶりにエアコンを止め、二重の窓ガラスを全開にし、風を十分部屋に誘い入れた。秋風だ。そろそろ動き出さねばならない頃合いとなったのを自覚。

 

週末、テレビをボケっと見ていたら、東大生間での十人の近代の天才を上げていた。アインシュタインなどに混ざって、その中の第2位が栄一だった。新札発行で堂々と再認識されだした。なんだか鼻高々。