やっと涼しくなったなと思った9月、ついに右ひざが悲鳴を上げる。朝,起床がつらい。膝を曲げられない。やっとの思いでベッドから右足を垂らせ、ぶらぶらする。痛みが少し収まるといざ起き上がる。2本脚があるのに、一本の代替にはならない。2本のバランスで歩行が可能。一本がポンコツになると、情けないがもう歩けない。
体重がかかると痛くて痛くて、目の前が真っ暗。冷や汗が出る思い。一番近い整形外科へ這ってでも行かなくては。レントゲン写真をあちこちの方向からぱちぱち。骨には異常はなかった。簡単なマッサージをしてから電気をかけるだけ。
若いころ北アルプスで滑って転んで、右ひざの半月板断裂。手術をして切れてぴらぴらの半月板を取り除き、以後、登山にも復帰。今まで鈍痛はあっても何とかなっていた。ついにダメになってしまったか。左ひざはがんばっている。一か月通院しても治療は変わらない。
最近できたクリニックに行ってみた。混んでる!またレントゲン撮影。骨密度の検査.異常はない。でもこの痛さは尋常ではない。膝にこぶのように固い腫物ができていたが、水が溜まっているのだとか。太い注射器で抜き取る。琥珀色の半透明の液体をとり、ステロイドを注射。痛い。我慢しかない。マッサージと電気をかけて治療は終わり。待った、待った。けど痛みが消えるのなら何でも乗り越えられる。帰宅は別人のごとく、ちゃんと帰りつけた。しばらくこのクリニックに通うことにする。
でも翌々日には元の木阿弥。痛さが戻っていた。週一回、ヒアルロンサンの注射を右ひざに直にうつこと3回。切りもなく打てるわけではない。保険の対象ではないが、自分の血液を取り出し遠心分離、血小板を取り出し再注射することができるとか。この治療のために多くの患者が集まっていて、混んでいるらしい。
ドクターと、自分の抱えている肺がんの転移を含め、相談した。とりあえずがんの転移を確認に膝のMRI撮影しておくことに。、骨転移の痛さは、体重がかかったから痛いなんてものではないと。がんの定期検査と主治医との診察後、治療を考える。とにかく痛いのは御免。骨転移した末期がんは本当につらいらしい。その一端を垣間見ている気分だ。