11月ごろからずっと朝が怖い。目が覚めると首から背中にかけて、ぐっしょり汗をかいているからだ。パジャマを着替え、すっきりとして、もう一度寝なおすが、不安が募る。

初めて肺がんが見つかった時のその2,3年前から毎日、このようにパジャマがぐっしょりと濡れ、冷たくなって目が覚め、体の中で何か起こっていると不安な日々だったことを思い出す。なかなか肺がんが発見されず、大きくなってしまったが、手術をしたら、その翌日から、すっかり汗が引っ込み、最近に至っていた。

最近、孫たちが我が家に来ると、一緒に寝ることがある。お正月も孫娘とベッドに寝た。
「おばあちゃんの寝たところ、シーツが濡れてるよ。」と私の枕のそばを触っている。
「おねしょだじゃないよ。暑くないのに汗をかくんだよ。あまり良い汗じゃないけどね」と説明した。
私の体の中で何か異常が起きていることを、彼女は察したかもしれない。

連日パジャマだけではなく、シーツ、布団カバーと洗濯物が増えている。体の中でガンが増殖している予感がする。右肺に影が3個見つかってから、一年以上がたつ。少しづつ大きくなっている由。何もしない方が長生きできると、ドクターは言った。転移の不安を抱えたまま、CT検査はしているが、治療は今まで何もしていない。

時々、右の背中、右肩に鈍痛を感じるが、これは骨に転移?いやいや気のせいと否定して、今月のペット検査を待っている。

最近、色々な治療薬、治療方法が開発され、どれか一つくらいは私の癌に効果がありそうなものだけど、その治療方法にたどり着けない。

今年はどんなことが待っているか、不安なスタートである。