時の流れが超特急。いつの間にか2月になり、もうその3分の1が過ぎてしまった。大雪で苦労している人たちが大勢いるが、一方そろそろ春の気配があちこちに。樹木の枝の先が膨らんできている。春の到来を待ち受けているのだ。

姉から春の院展の招待状をもらった。「春」なのだ。姉の知人の、埼玉県在住の画家、大野逸男氏からいただいたもの。いつも東京まで見に行っていたが、今回は大宮のそごうデパートで行われるとかで、結構たくさん招待状を頂いた。

そこで友人に渡すと、なんと彼女の義理の祖父が、芸大の2期生で、横山大観の一学年後輩らしい。日本画ではなく洋画が専門らしいが、フランス留学直前に弟が亡くなり、急遽家業を継ぐことになり、絵は描いていたが、画家の世界から遠のいてしまったようだ。生涯一枚も絵を売ることがなかったので、残念ながら彼の作品は金銭的に評価されることはなかった。ある著名な俳優が是非譲ってほしいと言われたが、お断りしたとか。

貧しさのため、作品を売りつないでいた画家とは住む世界が違っていたのだ。

友人の家屋敷は堀を巡らせた旧家らしい。田舎なので虫はいる、落ち葉はいっぱいで管理が大変だとこぼしていた。以前、庭で取れた柚子をたくさん頂いたことがある。嫁に来たので、家のことや義理の祖父のことはよくわからないと謙虚だが、聞けば聞くほど凄さが明らかになる。有名な文化人との交流もあったらしい。

近年,県立美術館で埋もれている画家ということで、作品展をしていただいたとか。彼の名前は永田二郎氏。いつか作品を拝見したいもの。